暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「若年肥満者は腎臓病に注意!」という報告です。
米国の研究報告で、肥満の若年成人の多くは、自分の腎疾患リスクが高いことを知らないことが明らかになった。
全米の20~40歳の成人7,000人近くから得られたデータを分析した結果、肥満のメキシコ系米国人の11%、肥満の白人および黒人の約6%では尿中のアルブミン濃度が上昇していた。この症状はアルブミン尿と呼ばれ、腎臓が正常に機能していないことを示しており、慢性腎臓病のリスクが高くなる。アルブミン尿のある若年成人のうち、腎臓病があることを告げられていた人は5%未満だった。
米国人の約3分の1は生涯のうちに慢性腎臓病を発症する可能性があるが、通常は高齢になってからである。これまでの研究では、腹部肥満があると高血圧や糖尿病よりも早く腎機能が障害される可能性があると示唆されている。
同研究者は、「慢性腎臓病は通常は高齢者にみられるが、はるかに早く発症する可能性もあり、しかし早期に気づかれることは多くない。明らかに、初期の進行性腎臓病リスクがある若い人を発見・治療するための対策を進める必要がある。この疾患に対する治療選択肢は限られているため、リスクがある人は予防することが最良の方法である」と述べている。