暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「アロママッサージでで血圧・不安が低下?」という報告です。
自分でアロマフットマッサージを行うことで、平均収縮期血圧(SBP)および平均拡張期血圧(DBP)、状態不安スコアが有意に減少し、精神的健康に関連するQOLスコアも改善傾向がみられたことを岡山大学の研究者らが報告した。アロマフットマッサージが、メンタルヘルスや血圧の改善に簡単かつ効果的な方法となるかもしれないという。
著者らは、日本の地域在住の男女における、血圧、不安、健康関連QOLに対するアロマフットマッサージの効果を検討した。27~72歳の57人の適格参加者(男性5人、女性52人)を2群(A群29人、B群28人)に分け、4週間でアロマフットマッサージを12回(週3回)実施する介入を交互に実施した。SBP、DBP、心拍数、状態不安、健康関連QOLについて、ベースライン時、4週および8週のフォローアップ時に測定した。これらの因子と、不安のある参加者の割合に対するアロマフットマッサージの介入効果を、参加者・期間の影響を調整したクロスオーバーデザインにおける線形混合効果モデルを用いて分析した。さらに、不安が解消された参加者におけるSBPの変化と状態不安との関係について評価した。
主な結果は以下のとおり。
・アロマフットマッサージにより、平均SBP、平均DBP、状態不安、不安のある参加者の割合が有意に減少した。精神的健康関連QOLのスコアも、有意ではないが増加した。
・不安が解消された参加者において、SBPの変化は状態不安の変化と有意な正の相関を示した。