- お電話での
お問い合わせ - 024-545-6111
コラム
肥満の高血圧への影響は30年で増加?
2016年2月15日
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「肥満の高血圧への影響は30年で増加?」という報告です。
わが国ではこの数十年にわたって、過体重者(BMI:25.0~29.9)と肥満者(同:30.0以上)の割合が増加している。福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センターの研究者らは、1980~2010年における4つの全国調査を用い、過体重および肥満の高血圧症への影響の経年動向を調べた結果、その影響は有意に増加したことが示された。過体重者および肥満者が増加しないよう、早急に対処する必要性を示唆している。
著者らは、参加者を全集団から無作為にサンプリングした4つの全国調査を用いて、高血圧症(血圧140/90mmHg以上もしくは降圧薬使用)に対する過体重や肥満の影響の経年動向を調査した。
主な結果は以下のとおり。
・高血圧症に対する過体重および肥満の影響は有意に増加していた。
・過体重者および肥満者について、正常体重者(BMI:18.5~24.9)と比較した高血圧症の危険率の変化は、1980年から2010年において、男性では1.94倍から2.82倍、女性では2.37倍から3.48倍へと増加していた。
・日本人では肥満者は3%のみであり、ほとんどの関連は過体重者でみられた。
・高いBMIが、他の有害な健康状態との関係に加え、高血圧症との関連性が増加していることから、体重コントロールに対する取り組みの緊急性が高まっている。
コラムのテーマ一覧
- 熱中症
- 日常の出来事
- 医療環境
- 電子たばこ
- 時事ネタ
- 震災関連
- ご挨拶
- ビールの効用?
- 生活習慣病予防
- 糖尿病関連の報告
- コーヒーの効用
- がん予防
- 日本経済の状況
- 医療コラム
- 原発事故関連
- 薬剤の有効性
- ダイエットの秘訣
- メタボの原因?
- カロリー制限で長生き?
- 運動の効用
- 記憶の不思議?
- 高血圧予防?
- hiroの温泉紀行
- 医療界の新発見?
- 腸内細菌の役割
- 医療マメ知識
- 年末のご挨拶
- 糖尿病予防
- 認知症予防?
- 脳卒中リスク低減には?
- たばこの害
- ポケモンGO
- 加齢に伴う変化の特徴
- 心臓病増悪の原因
- 救急医療
- 内臓脂肪の悪弊
- 飲み過ぎ予防には?
- 長生きの秘訣
- 感染性胃腸炎
- インフルエンザ
- 長生きの秘訣?
- ポケモンGO
- 医療情報
- 研究会発表
カテゴリから記事を探す
佐藤浩明プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。