暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「不眠女性は糖尿病になりやすい?」という報告です。
慢性的に睡眠不足の女性は2型糖尿病の発症リスクが高いことが、米ハーバード大学の研究で報告された。入眠困難や中途覚醒、睡眠時間が6時間未満の慢性的な睡眠不足、頻繁ないびき、睡眠時無呼吸、昼夜交代勤務など、睡眠に関わる問題が増えるほど女性の2型糖尿病リスクが上昇するという。「睡眠障害のほかにも併存疾患がある女性は、糖尿病リスクが潜在的に高い。医師はこの問題にもっと注意を払うべきだ」と、研究を主導した同大学T.H.チャン公衆衛生大学院の研究者は述べている。
今回の研究では10年間の追跡期間中、約6,400人が2型糖尿病を発症していた。解析の結果、睡眠に関わる問題が1つの女性は2型糖尿病の発症リスクが45%上昇していた。しかし、高血圧や抑うつ状態の有無、体格指数(BMI)を調整して解析すると、睡眠に問題がある女性の2型糖尿病リスクは22%の上昇に低下していた。また、睡眠に関わる問題の数が2つの女性はリスクが2倍に、問題が3つの女性はリスクが3倍というように、抱える問題の種類が増えるほど女性の2型糖尿病リスクは高まっていた。
「現代人は、テレビやパソコンの前で何時間も過ごし、スマートフォンの操作に時間を費やすために良質な睡眠をとれていない。日中に活動し、夕方にはリラックスした時間を過ごし、夜は十分な睡眠をとるという1日の活動サイクルが崩れている」と指摘。「こうした生活サイクルが崩れることで、グルカゴンやエピネフリン、成長ホルモン、コルチゾルなどのホルモンとインスリンの関連に乱れが生じることが、糖尿病や肥満の要因の1つとなる可能性がある」と別の研究者は述べている。