暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「食事と肥満の関係」に関する報告です。
食物摂取頻度と肥満との関連の研究結果は一貫していない。滋賀県立大学の研究者らは、米国のデータを用いた研究から、米国成人の1日の全食事回数・食事(間食を除く)回数・間食回数の多さが、過体重/肥満と中心性肥満のリスク増加に関連することが示唆される、と報告した。
主な結果は以下のとおり。
・推定エネルギー必要量に対する推定エネルギー摂取量の比率(EI:EER)を調整せずに解析した場合、全食事頻度、食事(間食を除く)頻度、間食頻度のすべてにおいて、過体重/肥満(BMI:25以上)および中心性肥満(腹囲:男性102cm以上、女性88cm以上)と逆相関の関連または関連なしと示された。しかし、EI:EERの調整後、全食事頻度と過体重/肥満および中心性肥満との間には正の相関があった。
・全食事頻度が最も高い(1日5回以上)カテゴリーにおける過体重/肥満の危険率は、最も低いカテゴリー(1日3回以下)に比べて、男性で1.54倍、女性で1.45倍であった。中心性肥満の危険率は、男性で1.42倍、女性で1.29倍であった。
・食事(間食を除く)頻度については、「自己申告に基づく食事頻度」と「摂取時刻に基づく食事頻度」が、過体重/肥満、中心性肥満、またはその両方と相関していたが、「エネルギー摂取量に基づく食事頻度」は関連がみられなかった。間食頻度との関連については、男性ではすべての間食頻度との正の相関がみられ、女性では「エネルギー摂取量に基づく間食頻度」との正相関がみられた。