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コラム
老化の早さは予測できるのか?
2015年8月27日
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「老化の早さは予測できるのか?」という報告です。
人生の後半に入るときまでに、その年齢よりも老いてみえる(中には、若くみえる)人々がいる。しかし、人生の前半での老化プロセスはどの程度ばらつきがあるか、また、我々はそれを正確に測定できるか?ある国際チームが、1972年または1973年に生まれ、26~38歳まで縦断的に追跡された人々954人のデータベースを用いた。詳細な生理学的測定および認知的測定が3回実施された。
研究者らは、18種類のバイオマーカー(1秒量〔呼吸機能〕、体格指数、クレアチニン値〔腎機能)など)それぞれの変化に基づき、各人のPace of Agingスコアを求めた。次いで、そのスコアを他の測定値と比較した。
スコアから老化プロセスがもっとも速いことが予測された参加者は、30代半ばでも、平衡・協調・運動の検査で困難を示す、認知機能検査で不良な成績を示す、網膜細動脈の狭細化および網膜細静脈の拡張を示す、身体的および機能的な制限をより多く認識する、健康状態が不良であると認識する、および独立した観察者によって老いてみえる割合が高かった。
老化プロセスの頑健にみえる指標から、若年成人では老化速度が驚くほどばらついていることが示される。このPace of Aging Scoreが、他のより多様な集団でうまく機能するかどうかは不明である。若年期の逆境、ストレスやその他の影響力の老化効果を評価するのに、このスコアが有用かどうかを知ることは興味深いであろう。
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