暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「女性はファイバー摂取で大腸がん予防?」という報告です。
これまでの研究において、繊維摂取量と大腸がん発症の間に負の相関が認められているが、がんのステージによる違いは検討されていない。スウェーデン・ルンド大学の研究者らは繊維摂取量とその供給源、および大腸がん発症との関連を、性別、腫瘍部位、がんの進行度分類ごとに検討した。その結果、繊維摂取量と大腸がんの間に、性別、腫瘍部位、繊維供給源により異なる関連が認められた。とくに果物やベリー類からの高い繊維摂取は、女性において大腸がん発症を防ぐ可能性があるという。
主な結果は以下のとおり。
・2万7,931人(女性が60%)における42万8,924人年の間に大腸がん728例が認められた。
・繊維摂取量と大腸がんリスクとの間に負の相関がみられた。
・結腸がんに関しては、繊維摂取量と性別の交互作用はボーダーライン上であり、女性に限れば有意な負の相関が認められた。
・果物とベリー類の摂取量は、女性において結腸がんと負の相関がみられた。
・直腸がんにおいて、繊維および野菜の摂取量と性別との間に有意な交互作用が認められたが、男女とも繊維摂取量やその供給源の間に有意な関連はみられなかった。