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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「善行により社交不安が軽減?」という報告です。
他人との交流に脅えたり、不安を感じたりする社交不安障害の患者は、親切行為を行うことによって、他人とリラックスして交流しやすくなることがわかった。カナダ、サイモン・フレイザー大学の4週間にわたる研究報告。
親切行為は幸福感を高め、肯定的な世界観を養う可能性があり、次第に肯定的な交流を助長することで、患者が社会生活に適合しやすくなるという。同研究者は「善行は社会的不安の程度を低減することに役立つ。それにより患者は、社交を避けたいと思うことが少なくなる」と述べている。
同氏らは、高度の社会不安をもつ学部生115人を3群に分けた。第1群には、慈善的寄付などの親切行為をしてもらった。第2群には社会的交流をしてもらったが、善行の指示はしなかった。第3群には毎日起きたことを記録してもらったが、他人との交流について特に指示をしなかった。その結果、親切行為をした群で、社会的交流を避けたいという気持ちが最も減少した。特に、介入の初期には大きく改善していた。
「善行は、拒絶されることへの不安と恐れを緩和し、社交不安障害の患者が他者と交流することを すすめる貴重なツールだ。善行を含んだ治療戦略により、患者の生活の質を改善できる」と同氏らは述べている。