暑い時の水分補給には何が良いのか?
肥満の母親の子どもでは肥満リスクが高くなる理由の手がかりが、米コロラド大学の研究で示され、米国糖尿病協会年次集会で発表された。過去の研究では、肥満の親をもつ子どもは肥満になる可能性が高いとの証拠が示されているが、理由は不明だった。
しかし今回、肥満の母親をもつ子どもの細胞では、子宮内において、余分な脂肪の蓄積やインスリン抵抗性につながる代謝の変化がプログラムされる可能性があることが判明した。これらの状態では、2型糖尿病リスクが高まると考えられている。
同研究者らは、肥満または正常体重の母親をもつ乳児の臍帯幹細胞を抽出し、実験室にて脂肪細胞および筋細胞に培養した。その結果、正常体重の母親と比べ、肥満の母親をもつ児では細胞の脂肪量が30%多かった。ただし、肥満の母親の細胞が代謝も変えているのかどうかを調べるには、さらなる分析が必要である。
同氏は、「現時点ではこれはかなり予備的なものであり、実験室で育てた細胞でみられた差が出生後の児の生理にどれほど一致しているかはわからない。しかし実験室レベルでは、肥満の母親をもつ児の細胞において脂肪含有量が多いという傾向が生来あることは明らかで、これらの細胞の脂肪蓄積が出生時の乳児の体脂肪量に一致していることもわかっている」と話し、次は、これらの小児を追跡調査して成人までの変化を調べるべきだと述べている。
確かに街中を歩いているとそういう親子にはよく会うように思います。今後、益々小児の生活習慣病は問題になってくるものと思われますので体重管理はやはり重要な様ですね...