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高齢者の筋肉維持にはたんぱく必要!

佐藤浩明

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高齢者において、筋肉量と筋力を維持するために蛋白質の豊富な食事が必要だとの研究結果が報告された。植物性蛋白は筋力維持に役立ち、動物性蛋白は筋肉量と関連するという。米ヘブライ・シニアライフ加齢研究所が米国立衛生研究所(NIH)の資金援助を受けて実施した研究。
 同研究者らは、フラミンガム研究に参加した平均60歳の男女2,600人超のデータを収集した。対象者の蛋白摂取量、下肢の除脂肪筋肉量、大腿部筋力を1998~2001年のさまざまな時点で測定した。
その結果、筋肉量と筋力の維持には、男性で1日約85g、女性で約75gの蛋白質を要していた。除脂肪筋肉量が最も多かったのは、総蛋白および動物性蛋白の摂取量が最も多かった群だった。
 ナッツや豆などの植物性蛋白は、男女ともに除脂肪筋肉量とは関連していなかった。ただし、植物性蛋白の摂取量が最も多い群では最も少ない群に比べて、大腿部筋力が最も高かった。同研究者は、「筋肉量と筋力は加齢に伴い失われていく。筋肉量は50歳から減り始め、筋力は50~60歳で年間約1.5%、60歳以降は年間3%低下する。筋肉量と筋力を喪失すると、運動能力や日常活動能力に影響する」として、全般的な蛋白質摂取の重要性を指摘し、毎食摂取するよう勧めている。

高齢になるとどうしてもたんぱく摂取が不足になりがちでそのために体重減少きたす方が多く見受けられます。その結果、運動能力の低下も来しやすくなり転倒なども起こしがちになります。50歳を過ぎたらある程度のたんぱく摂取は必要かも?知れませんね。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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