暑い時の水分補給には何が良いのか?
大腸がんには高齢患者と若年患者では遺伝的差異があり、若年者には異なる治療が必要であることが、新たな研究で示された。米国では大腸がんの全体の発症率は減少しているものの、若年患者の比率は上昇している。これまでの研究で、50歳未満の患者では、高齢者に比べて大腸がんの悪性度が高いことが明らかにされている。
今回の研究では、若い患者(半数が31歳未満)から採取した大腸がんの腫瘍5検体と、高齢患者(半数が73歳超)から採取した6検体の遺伝子を比較した。その結果、「細胞の発生・代謝・増殖に関与する2つの重要な遺伝子シグナル伝達経路に差異が認められた」と、米コロラド大学の研究者が述べている。この2つのシグナル伝達経路の変化は、数種のがんに関連することが明らかにされているという。
研究ではさらに、若年患者から採取した腫瘍は、薬剤の代謝を担う経路が強化されていることがわかった。研究の筆頭著者は、「化学療法薬はがん細胞を攻撃するものだが、若い人はこの化学療法薬の代謝が高齢者とは異なる。このことから、若年患者では転移性大腸がんに対する従来の化学療法の効果が低い理由を説明できる可能性がある」と述べている。
先日も50代の芸能人の方が大腸ガンでお亡くなりになりましたが、彼の場合もかなり急速に進行したような感じでしたから...若い年代の大腸ガンは注意が必要な様です!