- お電話での
お問い合わせ - 024-545-6111
コラム
元気な体は腸から!
2015年4月16日
テレビや雑誌などで最近注目されている「腸内フローラ」。ヒトの腸の中に存在する何百種類もの細菌が、腸の壁にびっしりと張りついて育っている状態を花畑に例えて、こう呼ばれているのです。この細菌群が分布するバランスは、環境や食生活、遺伝などの影響で人それぞれ異なるため、腸の状態で人の性格が決められるとまで言われています。元気なマウスの腸内細菌を、その菌を持っていないマウスに与えると、体質が改善されることが実験で確認されました。腸内の菌の調整によって、メタボ解消など体質をコントロールできる可能性が高く、新しい予防法として研究が進んでいます。
腸の主な役目は、食物を分解して体内に吸収することですが、ヒトの体に不要な細菌類も選り分けます。腸の粘膜は栄養分を取り入れ外敵から体を守る、とても重要な「門番」なのです。この門番である粘膜が弱ると免疫力が低下し、病気になりやすくなります。実は腸の健康を保つことが、年齢に関係なく丈夫な体を維持する重要なポイントです。
下痢や便秘は、腸の状態が悪くなっていることを端的に表しています。腸を整える簡単な方法は、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌を取ること。苦手な人は豆乳のヨーグルトなど、植物性の乳酸菌も店頭に並んでいますので、一度、試してみるといいでしょう。
腸内細菌には未発見のものが多く、腸についての研究はまだ始まったばかりです。しかし、何はともあれ腸が元気じゃないと、お腹に力が入らず、頑張りもきかなくなります。まずは腸の不調を長引かせないこと。腸内環境を整えて健康で丈夫な体をつくるということは、生活習慣病の予防にもつながるのです。
小さな組織の未来学 蒲池桂子さんの文章を抜粋改変
コラムのテーマ一覧
- 熱中症
- 日常の出来事
- 医療環境
- 電子たばこ
- 時事ネタ
- 震災関連
- ご挨拶
- ビールの効用?
- 生活習慣病予防
- 糖尿病関連の報告
- コーヒーの効用
- がん予防
- 日本経済の状況
- 医療コラム
- 原発事故関連
- 薬剤の有効性
- ダイエットの秘訣
- メタボの原因?
- カロリー制限で長生き?
- 運動の効用
- 記憶の不思議?
- 高血圧予防?
- hiroの温泉紀行
- 医療界の新発見?
- 腸内細菌の役割
- 医療マメ知識
- 年末のご挨拶
- 糖尿病予防
- 認知症予防?
- 脳卒中リスク低減には?
- たばこの害
- ポケモンGO
- 加齢に伴う変化の特徴
- 心臓病増悪の原因
- 救急医療
- 内臓脂肪の悪弊
- 飲み過ぎ予防には?
- 長生きの秘訣
- 感染性胃腸炎
- インフルエンザ
- 長生きの秘訣?
- ポケモンGO
- 医療情報
- 研究会発表
カテゴリから記事を探す
佐藤浩明プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。