暑い時の水分補給には何が良いのか?
内臓脂肪の蓄積があってHbA1cが5.6~6.4%の日本人男性では、糖尿病発症リスクを抑えるために4~5%以上の減量が必要なことが大阪大学の検討で分かった。
検討では、尼崎市職員男性のうち推定内臓脂肪面積100 cm2超で、空腹時血糖126 mg/dL未満または随時血糖200 mg/dL未満の482例を3年間追跡。リスク最小化に必要な体重減少量を評価したところ、糖尿病の累積発症率は体重増加群で16.2%、体重減少群で10.1%と、2群間で有意な違いはないことが分かった。
しかし体重減少群を体重減少量で四分すると、4.3%以上減量していた第4四分位層では糖尿病発症率が3.1%にとどまり、体重増加群の発症率と有意差が認められた。体重減少量がそれより少ない第3、2、1四分位層の糖尿病発症率は順に9.7%、10.1%、18.3%で、体重増加群との有意差はみられなかった。