暑い時の水分補給には何が良いのか?
「男性はモデルのように細い女性ではなく、豊満な女性を好む」と女性が信じている場合、女性自身の体重に対する肯定感が向上することが新たな研究で判明した。研究著者で米南メソジスト大学の研究者は「こうした思考を誘導された場合、女性の自尊心が向上し、うつ病の発生率が下がる」と述べている。この研究は約450人の女性を対象に行われた。対象者は大半が白人であり、非常に痩せているモデルと太っているモデルの写真を提示された。無作為に選んだ一部の女性に対しては、「男性は痩せているモデルを好む傾向があった」と伝えた。他の女性には「太っているモデルを好む傾向があった」と伝えた。その後、両群の女性に自分自身の体重をどう感じるか評価するためのアンケートに回答してもらった。
その結果、男性が太っている女性を好むと伝えられた女性は、自身の体重についてより肯定感を持っていた。「先行研究によると、自分の身体を肯定している女性は、よく食べて活動的であり、自尊心も高い傾向があると示唆されている。そのため今回の結果は、女性の心身の健康に関する本質的な示唆を与えている」と同氏らは話す。身体を肯定していると、うつ病になりにくく、摂食障害や極端な食事法にも陥りにくいという。同氏によると、多くの異性愛の女性は、異性愛の男性がメディアでもてはやされている「非常に痩せ型」の女性を望んでいると思う傾向がある。そのため、「男性が求める女性の理想体型に関する女性の認識を変化させる介入が、女性のボディイメージ向上に効果的だと思われる」と研究者らは話す。
ただし、長期的効果は明らかになっていないと同氏は付け加えている。おそらく、広告やメディアによる強い影響に打ち勝つためには、繰り返しメッセージを聞く必要がある。先行研究では多くのファッション誌やテレビ番組に触れている女性ほど、ボディイメージと自尊心が低いことが明らかになっていると同氏は話している。