暑い時の水分補給には何が良いのか?
「入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう」―冬に多発する入浴中の突然死について、東京都健康長寿医療センター研究所がこんな注意を呼びかけている。
同センターが作成したガイドによると、ヒートショックとは急激な温度の変化によって血圧が大きく変動して起こる健康被害のこと。体全体が露出する入浴時に多く発生する。全国635消防本部まとめでは、入浴中の心肺機能停止は12~1月に多く、特に1月は8月の11倍発生しており、ヒートショックがおもな原因になっていると考えられている。
ヒートショックのリスクが特に高いのは高齢者や高血圧患者、動脈硬化が進行している糖尿病や脂質異常症患者だ。同センターは予防策として(1)脱衣所や浴室、トイレを暖かくする(2)浴槽にはシャワーで湯を張る(3)夕食前、日没前に入浴する(4)食事直後や飲酒時は入浴を避ける―などを呼びかけている。