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コラム
健康生活で脳卒中40%減!
2014年6月13日
独・ハイデルベルク大学の研究者らは、欧州の前向き研究であるがん栄養調査を分析し、ライフスタイルでの脳卒中の主な危険因子について、中年男女における一次予防の可能性を評価した。その結果、過体重、喫煙、多量飲酒、不健康な食事、運動不足を避けることが脳卒中の強力な一次予防になる可能性が確認された。
2万3,927人の参加者のうち551人(女性195人、男性356人)が、12.7年の平均追跡期間中に、初発の脳卒中と診断された。著者らは脳卒中発症リスクとなる、肥満、喫煙、飲酒、食事、運動との関連を評価した。また健康的なライフスタイルを維持することで達成可能な脳卒中発症の相対的および絶対的な減少を算出した。
主な結果は以下のとおり。
・肥満、喫煙、飲酒、食事、運動不足はそれぞれ変更可能なライフスタイルで脳卒中発症の危険因子であった。
・脳卒中症例の約38%は、健康的なライフスタイル(最適な体格指数・腹囲の維持、禁煙、適量の飲酒、健康的な食事パターン、運動)の順守により予防可能と推計された。
・実際の臨床研究と、それと比較可能な、健康的なライフスタイルを順守した人々による仮定の研究について、脳卒中の5年発症率(年齢別)を推計、比較したところ、60~65歳の女性で10万人当たり153人から94人、男性で10万人当たり261人から161人に減少した。
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