暑い時の水分補給には何が良いのか?
アンチエイジングの3本柱である「食事」「運動」「心」のなかでも、いちばん簡単で今すぐにでも始められるのは、心の持ち方を変えること。つまり、いつも「ごきげん」でいることです。近年、幸せやごきげんと寿命との相関関係を示す論文が次々と発表され、心の状態が本当に健康や寿命を左右することがわかってきました。
例えば、米国コロンビア大学の10年にわたる追跡調査では、10年間に145人(8.3%)が心臓病を発症していたが、ポジティブさのレベルを5段階に分けて比較したところ、レベルが1段階上がるごとに心臓病のリスクが22%低下するという結果でした。研究班は「ポジティブな人は、ネガティブな人に比べ、リラックス時間が長い。ストレスがかかっても立ち直りが早いからだろう」と考察しています。
ポジティブな感情のレベルによって、心臓病のリスクが2割も変わるという差は大きい。「ごきげんでいれば病気になりにくい」という、誰しもなんとなくそうだろうと感じていることが、科学的に実証されてきているのです。