Amazonよりkindle版(電子書籍)とペーパーバック(紙の本)を出版しました。

私は以前、Amazon Kindleで一冊の本を出版しました。
タイトルは、
『新米店長の道しるべ ―16年の失敗と成功から学ぶ―』
です。
この本には、私自身が店長として現場で経験してきたことをまとめました。
店長になったばかりの頃の戸惑い。
売上が上がらない苦しさ。
スタッフとの人間関係。
人を育てる難しさ。
そして、数え切れないほど経験した失敗。
私は決して、最初から優秀な店長だったわけではありません。
むしろ失敗しながら、
「店長とは何をする仕事なのか」
を少しずつ学んできたように思います。
その16年間の経験を、これから店長になる人や、現在店長として悩んでいる人のために残しておきたい。
そんな思いから生まれたのが『新米店長の道しるべ』でした。
ところが、時代が大きく変わり始めた
『新米店長の道しるべ』で書いた、店長として大切にすべき基本的な考え方は、今でも変わっていないと思っています。
人を育てる。
売上と利益をつくる。
お客様を見る。
スタッフを見る。
売場を見る。
そして店長自身が考え、判断する。
しかし、その「仕事のやり方」については、大きな変化が起き始めています。
そのきっかけの一つが、
生成AIです。
ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に進化し、私自身も仕事のさまざまな場面で使うようになりました。
文章をつくる。
考えを整理する。
アイデアを出す。
資料を作る。
情報を分析する。
そして、自分では気づかなかった視点についてAIと対話する。
使えば使うほど、私はあることを考えるようになりました。
「もし、自分が店長だった頃に生成AIがあったら、店長という仕事はどう変わっていただろう?」
『新米店長の道しるべ』の「次」を書いてみたい
ここから、新しい本の構想が生まれました。
以前の本が、
16年間の店長経験から学んだ「店長の基本」
だとすれば、今度はそこに、
「生成AIという新しい力」
を加えてみたい。
そこで考えたタイトルが、
『AI店長の道しるべ』
―16年の店長経験から考える、生成AI時代の店舗マネジメント―
です。
つまり『AI店長の道しるべ』は、『新米店長の道しるべ』を否定して新しく作り直す本ではありません。
むしろ、
これまで培ってきた店長としての経験を土台に、生成AI時代の店長の仕事をもう一度考えてみよう
という本です。
AIがあれば、店長はもっと「店長らしい仕事」ができるのではないか
店長の仕事は、とにかく多岐にわたります。
売上管理、スタッフ教育、シフト、人員配置、会議、報告書、販促、売場改善、クレーム対応……。
私自身も店長時代、
「もっとスタッフと話したい」
「もっと売場を見たい」
「もっと考える時間が欲しい」
と思いながら、日々の仕事に追われていました。
もし生成AIによって、資料作成や文章作成、情報整理、アイデア出しなどの時間を短縮できたらどうでしょう。
AIによって店長の仕事をなくすのではありません。
むしろ私は、
AIを使うことで、人間である店長にしかできない仕事に、もっと時間を使えるようになるのではないか
と考えています。
人を見る。
話を聞く。
励ます。
判断する。
責任を取る。
そして、店の未来を考える。
ここに『AI店長の道しるべ』を書く意味があるのではないかと思っています。
そして今回は「AIと一緒に本をつくる」
さらに、今回の出版にはもう一つ実験があります。
生成AIについて書く本なのですから、本をつくる過程そのものにも生成AIを使ってみようと考えました。
そこで現在、私と一緒にプロジェクトを進めているのが、
ChatGPTの「皐月さん」とAIエージェントの「Codex」です。
皐月さんとは、主に対話をしながら、
「この本は誰のために書くのか」
「生成AI時代の店長に必要なものは何か」
「16年間の経験をどう生かすのか」
といったことを考えています。
一方、Codexにはプロジェクト全体の整理やファイル構成など、実務的な部分でも力を借りています。
私はこれを、
人間 × 対話AI × 実行型AI
による、新しい仕事の進め方の実験だと考えています。
ところが、AIを使えば使うほど新しい問題も見えてきた
実際に始めてみると、AIは非常に速く仕事を進めてくれます。
一つ質問すれば、次々にアイデアが出てきます。
「なるほど」
「それもやってみよう」
「では次はこれを」
そうして進めているうちに、私はある瞬間、気づきました。
「AIはどんどん先へ進んでいる。でも、自分の思考が追いついていない」
便利なAIに頼りすぎることで、自分自身で考える時間が減っているのではないか。
これは、私にとってかなり大きな問題でした。
だから『AI店長の道しるべ』では、
「AIをどう使うか」だけではなく、「人間は何を考え続けるべきなのか」
についても考えていきたいと思っています。
「AIに書いてもらった本」にはしたくない
今回、私が一番大切にしたいことです。
AIに本を書いてもらうのではありません。
私には16年間の店長経験があります。
成功した経験もあります。
それ以上に、たくさん失敗してきました。
その経験そのものをAIが代わりに持つことはできません。
AIには、私の経験や考えを引き出し、整理し、ときには別の視点から問い直してもらう。
そして最後に、
「私はどう考えるのか」
を自分自身で決める。
そんな本づくりを目指しています。
この連載そのものも「実験」です
そこで今回、完成した本だけを皆さんにお見せするのではなく、本ができるまでの過程そのものをコラムとして公開することにしました。
うまくいったことだけではありません。
企画が変わった。
AIへの指示を間違えた。
Codexを使いこなせなかった。
AIに頼りすぎた。
自分自身が分からなくなった。
一度立ち止まって考え直した。
そんな失敗や迷いも、できるだけそのまま書いていきたいと思います。
なぜなら、それこそが生成AI時代を生きる私たちにとって、一つのリアルな記録になると思うからです。
65歳。もう一度、新しい「道しるべ」をつくる
16年間の店長経験から生まれた、
『新米店長の道しるべ』。
そして今、その経験に生成AIという新しい力を加えて、
『AI店長の道しるべ』
をつくろうとしています。
65歳になった今だからこそ、これまでの経験と新しい技術を組み合わせてみたい。
過去の経験だけでもない。
AIだけでもない。
「人間の経験 × 生成AI」から、これからの店長に役立つ新しい道しるべをつくれないだろうか。
私自身にも、まだ答えは分かりません。
だから、やってみます。
『新米店長の道しるべ』から『AI店長の道しるべ』へ。
人間とAIが一緒に考えながら一冊の本をつくる、新しい出版プロジェクト。
ここから、その過程を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
そして、出版日も決めました
このプロジェクトには、明確な期限を設けています。
2027年2月18日。私の66回目の誕生日です。
この日を『AI店長の道しるべ』の出版日と決めました。
「いつか完成したら出版する」のではなく、ゴールとなる日を先に決め、そこから逆算しながら一歩ずつ本をつくっていきます。
65歳の今、これまで積み重ねてきた店長としての経験と、生成AIという新しい技術を組み合わせ、66歳の誕生日に一冊の形として世に送り出す。
それが、この出版プロジェクトの目標です。
2027年2月18日、本当に『AI店長の道しるべ』を出版できるのか。
その日までの試行錯誤も、成功も失敗も、この連載でできる限りリアルにお伝えしていきたいと思います。
ぜひ、完成までの道のりを一緒に見届けていただければ幸いです。
次回予告
【第2回】ChatGPTとCodex、何が違う? ― 私・皐月さん・Codex、3者で本をつくる理由 ―
次回は、『AI店長の道しるべ』を実際にどのような体制でつくっているのか。ChatGPTの皐月さんとCodex、それぞれに何を任せ、人間である私が何をするのかをご紹介します。
■ すべてのコラムはこちら
https://mbp-japan.com/fukuoka/cncconsultingpro/service1/
■ 株式会社CNCコンサルティング 公式サイト
https://cncconsulting.pro/


