【第11回】スマホひとつで働き方はどう変わるのか

「最近、スマホの電池がすぐなくなるんです。」
スマートフォンを長く使っていると、このように感じることはありませんか?
購入した頃は一日使っても余裕があったのに、最近は夕方になると残り20%。
「バッテリーが壊れたのかな?」
と心配になる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、スマートフォンのバッテリーは、使い続けるうちに少しずつ劣化していくものです。
今回は、毎日使うスマホだからこそ知っておきたい「バッテリーとの上手な付き合い方」を、できるだけ分かりやすくご紹介します。
バッテリーも少しずつ歳を取る
スマートフォンには、一般的に充電して繰り返し使えるリチウムイオン系のバッテリーが使われています。
しかし、何度も充電と使用を繰り返しているうちに、少しずつ蓄えられる電気の量が減っていきます。
これは故障とは限りません。
人間も年齢を重ねると若い頃と同じようにはいかないことがありますが、バッテリーも使い続けることで少しずつ変化していくのです。
そのため、
「買った頃より電池の減りが早くなった。」
というのは、ある程度は自然なことです。
「100%まで充電したらダメ」なの?
よく聞かれるのが、
「100%まで充電するとバッテリーに悪いんでしょう?」
という質問です。
100%まで充電したからといって、すぐにバッテリーが悪くなるわけではありません。
現在のスマートフォンには、バッテリーへの負担を抑えるための充電管理機能が搭載されているものもあります。
ただし、リチウムイオン系バッテリーは、満充電の状態が長く続いたり、高温の状態になったりすると負担が大きくなることがあります。
必要以上に「絶対に100%にしてはいけない!」と神経質になる必要はありませんが、スマホにはバッテリーをいたわる機能があることを知っておくとよいでしょう。
0%になるまで使ったほうがいい?
これもよくある誤解です。
昔の充電池のイメージから、
「完全に使い切ってから充電したほうがいい。」
と思っている方もいらっしゃいます。
現在のスマートフォンでは、毎回0%になるまで使い切る必要はありません。
むしろ、
「残り30%だから、そろそろ充電しておこう。」
という使い方でも問題ありません。
スマホの充電は、ガソリンを満タンから空になるまで必ず使い切るような感覚で考えなくてもよいのです。
一番気を付けたいのは「熱」
バッテリーと付き合ううえで、ぜひ覚えておきたいのが高温を避けることです。
例えば、
真夏の車内にスマホを置きっぱなしにする。
直射日光が当たる場所に長時間置く。
充電しながら負荷の大きいゲームなどを長時間続け、スマホがかなり熱くなる。
こうした使い方は、バッテリーへの負担につながることがあります。
充電中にスマホが異常に熱くなっていると感じた場合は、いったん使用をやめて状態を確認しましょう。
バッテリーにとって、「熱は大敵」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
充電しながらスマホを使ってもいい?
「充電しながらLINEを使ったらダメ?」
「動画を見てはいけない?」
これも気になりますよね。
充電中に少し操作したからといって、すぐに問題が起きるわけではありません。
ただし、充電しながら長時間ゲームをしたり、高画質の動画を見続けたりすると、スマホが発熱しやすくなることがあります。
大切なのは、
「充電しながら使ったかどうか」だけではなく、「スマホが熱くなっていないか」
を見ることです。
電池の減りが早い=バッテリー劣化とは限らない
ここも重要です。
「最近、電池がすぐなくなる。」
だからといって、必ずバッテリーが寿命とは限りません。
例えば、
画面の明るさが高い
動画を長時間見る
ゲームを長時間する
GPSを使うアプリを長時間利用する
バックグラウンドで多くのアプリが動いている
など、スマホの使い方によって電池の減り方は大きく変わります。
まずは、
「何がバッテリーを使っているのか?」
を確認してみましょう。
スマートフォンの設定画面では、アプリごとのバッテリー使用状況を確認できる機種があります。
「このアプリがこんなに電池を使っていたのか!」
という発見があるかもしれません。
バッテリーの状態を確認してみよう
機種によっては、設定画面からバッテリーの状態や劣化具合を確認できます。
特にiPhoneでは「バッテリー」の設定から、バッテリーの状態に関する情報を確認できます。
Androidの場合はメーカーや機種によって確認方法が異なります。
最近、
「以前より極端に電池が持たない」
「突然電源が切れる」
「充電してもすぐ減ってしまう」
といった症状が続く場合は、メーカーや携帯電話会社などに相談してみるのも一つの方法です。
また、スマホ本体が膨らんでいるなど明らかな異常がある場合は、そのまま使い続けず、メーカーなどの案内に従って対応しましょう。
モバイルバッテリーという方法も
外出が多い方なら、モバイルバッテリーを持っておくのも便利です。
旅行や出張だけでなく、災害などで長時間充電できない場合にも役立ちます。
ただし、モバイルバッテリーも電池を使用した製品です。
極端に古いものや破損・膨張したものを使い続けず、安全性を確認して使用することが大切です。
バッテリー残量に振り回されない
スマホを大切に使おうとするあまり、
「80%になったから充電を止めなきゃ!」
「30%になった!すぐ充電しないと!」
と、一日中バッテリー残量を気にしていたら疲れてしまいます。
スマートフォンは、私たちの生活を便利にするための道具です。
バッテリーをいたわることは大切ですが、数字に神経質になりすぎる必要はありません。
私なら、まずは、
「極端な高温を避ける」
「必要な時に充電する」
「電池の減りが急に変わったら原因を確認する」
この3つを意識するところから始めます。
まとめ
スマートフォンのバッテリーは消耗品です。
どんなに大切に使っても、長く使えば少しずつ劣化していきます。
大切なのは、
「バッテリーを絶対に劣化させないこと」ではなく、「負担を減らしながら上手に使うこと」。
100%や0%という数字ばかりを気にするより、
スマホを高温にしない。
電池を大量に使っているアプリを確認する。
バッテリーの状態を時々チェックする。
こうした基本を知っておくことのほうが大切です。
スマホの仕組みを一つ知れば、「なんとなく不安」が「なるほど!」に変わります。
それも「スマホマスター」への大切な一歩です。
次回予告
次回は、
「スマホの『アップデート』って何?なぜ更新しないといけないの?」
をお届けします。
突然表示される、
「ソフトウェア・アップデートがあります。」
というお知らせ。
「今のまま使えているから更新しなくてもいいのでは?」
と思ったことはありませんか?
アップデートには、新しい機能を追加するだけではなく、スマホを安全に使い続けるための大切な役割があります。
次回は、「更新したほうがいいの?」「更新前に何を確認すればいい?」といった疑問を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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