新しい職場で「イラッ」とした時の処方箋

産業カウンセラーの鎌田千穂です。
チホズスタジオは福岡市に拠点を置き、オンラインや訪問をあわせた産業カウンセリングを実施。
他にも実施していることは

• 産業カウンセリング及びコンサルティング。
• 人材育成の仕組みづくりのための自発的行動を促す教育研修。
• 「業務改善・組織変革」の企画提案実施。
• チホズ文字分析による人材分析及び提案。

転職して新しい職場に飛び込んでみたものの、慣れない環境に疲れ果て、「こんなはずじゃなかった…」と感じるとき。

自分や他人に攻撃したくなる気持ちが沸き上がります。
そう言ったときは、普段の自分だったらどうもない場合が多々。

そんな時は、八つ当たりする行動に拍車がかかります。

こんなふうな時、「もうダメだー！」と心の中で叫びたくなることもあるかもしれません。
ですが、このことはあなただけの悩みじゃないのです。

職場のストレス、理不尽さ、自己嫌悪のループ…。
多くの人が経験するもの。

もしも、そのストレスをちょっとだけ、捉え方の角度を変えられたら？
ここでは、そんな「イラッとした時の処方箋」を紹介します。

ストレスMAX、ラスボス化しそうなあなたへ

転職して新しい職場に入ると、「やっと落ち着いた」と思ったのも束の間…。
次から次へと襲い来る “予想外” の連続。

そんな時に沸き上がる考えは…。

そして気づけば、「なんで私ばっかり…！」と心の中で爆発寸前。
ですが、ちょっと待ってくださいね。

この瞬間こそ、認知の歪みの罠にハマっているサインです。

認知の歪みとは？

ストレスが溜まると、私たちの思考はどんどん極端になりがち。

例えば…

この 「極端な思考」 が、ストレスのスパイラルを加速させてしまいます。
それこそが心のなせる業で、思考があなたの気持ちを煽ってさせてしまうんです。

じゃあ、どうやって抜け出す？
ここで試してほしいのがストレスを違った角度から捉えてユーモアに変える方法です。

八つ当たりしそうになったら試してほしい3つのワザ

1. 「職場コント」に見立てて爽やかに言語化

イラッとした瞬間、心の中でコント風にツッコミを入れてみるのがオススメ。

こうやって、自分の中で状況を他人事のように捉えて、言葉で伝えていく。
すると、ちょっと笑える余裕が生まれます。

2. ラスボス理論で乗り切る

もし仕事が増えすぎて「私だけこんなに忙しい…」と思ったら、こう考えてみてください。

「あれ？私、職場のラスボスだった？」

ラスボスのもとには、次々と強敵（＝仕事）が現れるもの。
ですが、ラスボスは最終的に成長して、どんな敵も倒せるようになる。

つまり、あなたが仕事を振られやすいのは 「頼れる存在」と思われている証拠」 かも。

とはいえ、ラスボスだって防御は必要。
「これ、私が“いま”やるべき仕事になりますか？」と時にはガードを固めるのも大事。

3. 「攻撃」より「共有」を選ぶ

ストレスが溜まりすぎると、
「もう知らん！全部投げてやる！」
と八つ当たりしたくなることも。

そんなときほど、ほんのちょっとだけ、方向を変えて 「相談」 してみるのもアリ。

例えば…

相談型の提案

今ちょっと手一杯になっちゃってて…。
一緒に効率よく回せる方法ってありませんか？？

ソフトな拒否

この仕事って、私がやるよりも、別の人の方がスムーズになるかも？
いまの私だと、とてもお待たせしそうです。

こういう風に伝えられると自分も相手も周囲も押し問答しているとは思い難い。
そして、感情が交わらないことで、建設的に課題が解決に向かいやすいものです。

最後に、あなたへのエール

新しい職場は、まるで「異世界に転生した」ような感覚になることも。
ですが、焦らなくて大丈夫。

どんな職場も、最初は「何このルール？！」と思うことばかり。
それでも、少しずつ慣れていくものです。

もし今、「しんどすぎる…」と思っているなら、今日は「早め帰って、早めに寝る」ことも正解かもしれません。

明日は少しだけ気持ちが軽くなりますように。
頑張っているあなたを、私は心から応援しています！