便利なインターネットで、人として失うもの
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
社会人として活躍する中で、リーダーシップを発揮することは組織内での評価や注目を集める重要な要素。
ですが、最近では、リーダーシップが組織全体に求められるトレンドになっています。
そこで今回は、リーダーシップとマネジメントの違いや能力について書きます。
リーダーシップとは何か?
リーダーシップは、「目標達成のためにチームを率いる能力、資質」を指します。
つまり、チームを目標に向かって導くプロセスで、「やってみよう」という、行動に踏み出すエネルギーが必要。
リーダーシップには様々な解釈がありますが、目標達成に発揮する力とチーム維持に発揮する力があるのではないでしょうか。
目標達成に発揮するための力は、成果を上げるためのアクションプランを立て、メンバーを指導し、目標に向かって導く能力を指します。
一方、チーム維持に発揮する力は、チームワークを促進し、メンバー間のコミュニケーションを円滑にする能力を指します。
この要素をバランスよく備えていることで、生きた組織が完成です。
マネジメントとの違いは?
リーダーシップと混同されやすいのが「マネジメント」。
リーダーシップはチームを率いて目標に向かって進む役割を担い、メンバーからの信頼を集めます。
一方、マネジメントは、最適な計画や手段を確立し、チーム全体を管理する役割を果たします。
リーダーシップは現場目線やメンバー目線で組織を考え、メンバーをサポートする役割。
マネジメントは組織全体を俯瞰し、適切な方針を立てる司令塔のような役割に近いのかもしれません。
良いリーダーって?
良いリーダーは、メンバーを支援し、信頼関係を築くことができる人物。
プロジェクトを成功に導くためには、責任感と意志を持って最後まで取り組む姿勢が求められます。
まぁ、そうはいっても、良いリーダーという考え方は紙一重。
自分らしいリーダーシップをしようとしても、自分の思い描く何処にも存在できないような「理想の立派なリーダー」を演技するトラップに引っかかります。
また、周囲の人も、一人ひとりの理想のリーダー像を好き勝手に押し付けることも難点。
そういったこともあり、
自分のできることに全力になれるよう、自分の不得意でできないことは、お願いして助けてもらうことができなくなるのは何故だろう?
と思うことがあるのも事実です。
もちろん、忙しくて、色々とやることがあり、時間を急き立てられると、私自身も「理想の立派なリーダー」を演技するトラップにはまり込みます。
だからこそ、誰しも落ちてしまう「理想の立派なリーダー」のトラップを理解し、管理職ほどこそ、産業カウンセリングが必要になってくるのです。
そういった対策から、海外では管理職には名前が違えども、産業カウンセリングを受ける仕組みが常にあるのです。
産業カウンセリングは抑うつ状態になって利用するものではありません。
「理想の〇〇」という思考のトラップにハマらないために利用する抜本的な対策なのです。
なぜ一人ひとりにリーダーシップが求められるのか?
近年では、一人ひとりがリーダーシップを発揮することがビジネスの成功に不可欠。
チーム全体がリーダーシップを発揮することで、最大の成果が得られます。
ですが、組織のトップを目指すという意味ではありません。
自己の成長と組織の発展を促進することに一翼を担うことだと考えます。
まとめ
リーダーシップとマネジメントは、組織内で異なる役割を果たす重要な要素。
リーダーシップはチームを率いて目標に向かって進む能力を指し、マネジメントは計画や手段を確立し、チームを管理する役割。
良いリーダーは、信頼関係を築き、責任感と意志を持ってプロジェクトに取り組むことができる力がある。
近年では、一人ひとりがリーダーシップを発揮することがビジネスの成功に不可欠と判断され、組織全体の成長に貢献する重要な役割を果たしています。
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