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  1. 大人は子どもの成長する機会を摘み取ることをしてははいけない

コラム

大人は子どもの成長する機会を摘み取ることをしてははいけない

2019年12月2日

テーマ:心のあり方のヒント

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: マインドフルネス

子育ての想い出をまた振返ります。
今は成人し、広島でセンターの運営を行っている息子。
小中の成績は、学年の中でも下から数えるほどで、生き物を捕まえたり、自然の中で自分で遊びを考えることが得意な子でした。

当時、成績が伸び悩み、学校の授業についていけずに劣等感が強くて落ち込む息子に、
「あんたは天才なの。数字だけでは、人間の可能性や持って生まれた才能は図れない。確かに学校の成績が悪くても、好きな事をしている時の集中力や知識は凄いものがあるんだから、高校を選ぶ時は自分の好きな学科があるものを選ぼうね!」

「出来ない人の気持ちがわかるんだから、できるようになったら、そのノウハウを人に教える事ができるんよ。」

「できる人間には、できない人の気持ちは理解できない。だからそこがあんたの強みよ」

「難しいと思っても、やってみるだけはやってみようよ。嫌じゃなければ続ければいいよ!」

「将来が心配なら、私があなたが活躍できる会社をつくってみせる。(笑)」

と、仕事の合間に時間を作って、一緒に遊びを通じて何かにつけてそんなことを伝えていたと思います。

そんな息子の才能が開花したのは、農業高校に入学してから
虫と魚と植物と自然の中で遊びまわる事が生きたのか、
成績はみるみる上位になり、多くのチャンスをゲットできるようになりました。

そんなチャンスのうち、メーカーと学校の共同開発をした商品プロデュースがあります。
高校で、6次産業化プロジェクトの課題が出ていて、1回目も県大会に行ったのですが賞は取れなかった。
でも、次の年にリベンジした結果は、
県大会で発表したプロジェクトは2位と好成績。
個人の部も3位入賞

東京農業大学の推薦を出すから行けと先生にも言われているなど、
小学校、中学校の時には考えられなかった出来事に本人が一番動揺気味だったのを思い出します。

何故なら、動揺する理由は簡単なんです。
本人にとっては「こうしたらいいのにといつも考えていた、当たり前のことを当たり前のようにやった」だけだったのですから。

集合型教育は時代に合わない

私は普通高校に行って、大学に魅力を感じず、働く道を選びました。
その時に身についたものは日本人として恥じない平等な教育。
後は、社会に出て、手さぐりで実践から学び、たたき上げてきたのです。
でも、もし、私の時代に、社会に出る前から、商品開発など企業と絡んだようなプロジェクトを経験する機会が何処かで手に入れられたのなら、もう少し私の人生や考え方も変わったんじゃないかなぁと思います。

そして、その考えは今も昔も不動です。
今の時代、子どもの行動や結果をほめたたえる教育は子どもをダメにします。
例えば、いい返事をしたから褒める、いい成績をとったから、その成績という結果を褒めるという行動は、そのことが無ければ自分の存在する価値や意義が見えなくなり、いつも誰かに褒めてもらえる努力を続けないと自分の存在する価値や意義を見いだせない代償行為を行う大人を育ててしまうからです。

本人の能力や才能をしっかりと見据えて、その個性にあった学習方法に出会えることは、高学歴の大学に進学する道を選ぶよりも、よっぽど将来の本人のためになると私は考えています。

たまたま、息子は自分の成長と共に、自分が選択した、自分に合った学校に行く事で、彼自身が出口の見えないトンネルの先に光が見え、出口を見つけられたので良かったのかもしれません。

大人は子どもたちに何を残し、何をすべきか

それは大人が考えている将来があり、そうなる事が一番だと思ってしまうと、子ども達と考え方が食い違えば軌道修正という名のモノとに自分の考えを押し付けてしまう事もあるかもしれません。
また、何度も失敗をさせることを無駄だと、失敗から遠ざけようとするかもしれません。

ですが、そんな子どもたちの考えに頼りなさを感じたとしても、その成長や好奇心の芽を摘み取らないで、例え失敗したとしても、その失敗を糧に成長できるように、心がのびのびとできる機会という肥料や経験という水をあげる役目を果すことが、大切な役目ではないかと考えています。

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この記事を書いたプロ

鎌田千穂

業務改善と人材育成のプロ

鎌田千穂(Chi-ho’s studio)

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