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コラム

失って初めてわかる大切なものとその価値

2018年10月29日

テーマ:心のあり方のヒント

コラムカテゴリ:ビジネス

私は、人間は思考というものが邪魔をして、
大切なものが見えなくなってしまいやすい生き物だと考えています。

本能にしたがって生きられないからこそ、
何かしら自分にとって最悪だったり立ち直ることに時間がかかるような出来事が起こらなければ、我を振り返ったりすることもなく、生きる意味の真価が見えなくなり、取り戻すことができない何かに固執するのかもしれません。

だからこそ、自分の力で立ち直る事に時間がかかるような出来事が訪れ、
失って初めて自分の持っていたかけがえのない宝物に気が付く、不思議で悲しい生き物でもあると思います。

その為、もしも自分にとって幸か不幸か関係なく、心揺さぶるような出来事に遭遇してしまったとき、自分に対しての真価を問われるメッセージと受け止める必要があるので、その時ほどこそ、真の心の強さと客観的な考え方を身につけるんだと意識してくださいネ。

そして、その経験を乗り越えられた時、
初めて原点に立ち返り、自らを振り返る事で、思想が変わり、知らぬうちに心が豊かになっているのかもしれません。
そんな時は、過去の自分と今の自分をしっかりと比較してください。

私は、定期的に、失って初めてわかる大切なものとその価値を考えることをします。
何故なら、目に映るものすべてに形があるのに、大切なものほどこそ目に見えず、形がない。
だからこそ、自分では中々気がつかない当たり前のことに目を向け、五感を通じて心の奥底で敏感に感じとることで、大切なモノの真価が分かり、ずっと持ち続けられると考えているからです。

皆さんはどうですか?
目が見えて、音が聞こえ、匂いを感じ、味覚がわかる。
手で触れ、歩き、座り、お腹が減り、眠ることができる。
その間、心臓は誰の命令でもなく動き続けてくれている。
こんな当たり前のことに意識を向けてみてください。

自分の身体に活かされている自分にありがたいと感じ、愛おしくなるのではないでしょうか?

この記事を書いたプロ

鎌田千穂

業務改善と人材育成のプロ

鎌田千穂(Chi-ho’s studio)

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