賃上げ7割が「対応は不可能、対応は困難」

北出慎吾

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テーマ:コラム

おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。3月に入り、ようやく道路や駐車場の雪も見えなくなりましたね。タイヤ交換をいつしようかと悩むこの時期ですが、東京の雪情報などを見るともうしばらく様子を見ようかなと思います。
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3月、4月は賃上げ(昇給)に関するご相談が一段と多くなります。他の企業はどうなの?という声が大きくなる中、日本商工会議所から最新版のデータが公表されました。その中に政府が掲げる2020年代での最低賃金平均1500円目標への対応について(後5年)の日商会員の声として、「対応は不可能、対応は困難」と回答した企業は74.2%でした。また、地方で20人以下の企業に絞ると、76.4%となり、4社に1社は「対応不可能」(25.1%)という回答でした。もちろん、何もせずにこのままいくと対応は不可能という声になることは間違いがないわけですが、なかなか苦しい状況ですね。賃上げするための原資をどう確保するかということも企業の重要な課題。仮に政府通りの賃上げが行われた場合経営にどのような影響を与えるかについて
・「人件費以外のコストの削減」(39.6%)
・「残業時間・シフトの削減」(31.3%)
・「他の従業員の賃上げ抑制、一時金等の削減」(25.0%)
・「従業員数の削減・採用の抑制」(24.0%)
・「収益悪化により、事業継続が困難(廃業、休業等の検討)」(15.9%)
という回答もあります。事業計画の中に人件費や採用計画も含んではいますが、見直しをする会社もでてくるかもしれません。お客様にとって必要不可欠な会社となる。そのためにどういうことが必要なのかを改めて考える。ここ数年が正念場です。
詳細はこちら
https://www.jcci.or.jp/250305_research.pdf

【編集後記】
30代の頃は、タイヤ交換をいかに効率的に行うかを考えて行っていました。今はどうでしょうか。身についているのかなw

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北出慎吾
専門家

北出慎吾(社会保険労務士)

シナジー経営社会保険労務士法人

顧問契約(労働・社会保険の書類作成、手続き代行)や給与計算業務だけではなく、会社を発展させ、リスクから守る就業規則の作成、人事評価制度の構築や社員研修などを得意としている。返済不要の助成金提案も好評。

北出慎吾プロは福井テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

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