働きやすい職場10選から考える

おはようございます。
福井の社会保険労務士　北出慎吾です。
4月も中盤となり、GWも間近となってきました。
残念ながら今年も昨年に引き続きコロナの影響で遠出など厳しいところがありそうですね。
家でゆっくりと過ごしたり、近場で過ごしたりすることが多くなりそうです。

私は、今年は暦の関係もあり、GWも若干仕事となりそうですww。



前回は、「働きやすい職場10選」をご紹介しました。
誰しも働きやすい職場で働きたいと考えるのは当然のこと、改めて見ていきましょう。

1．人間関係が良好
2．出産・育児への理解がある
3．残業がない
4．コンプライアンスがしっかりしている
5．自分のペースで働ける
6．有給が取得しやすい
7．信頼できる上司がいる
8．上司との壁が低い
9．能力を認めて仕事を任せてくれる
10．社内の風通しが良い

今回は、1位に選ばれている「1．人間関係が良好」について見てみましょう。

以前、人間関係が良好とはどういった職場だと思う？とある会社で聞いたことがあります。
その際の回答は以下の通りでした。

「気が合うこと」
「話が盛りあがること」
「同年代がいること」
「お互いを尊重できること」

この内容を見る限り、納得することも多いのですが、想定内の範囲です。
このような環境下で仕事をする事は、何のストレスもない
「楽しい職場のイメージ」ですね。多くの人が賛同できる答えでしょう。

しかし、ちょっと考えてみてください。
仲のよい職場＝働きやすい職場＝生産性が高い職場、この関係はイコールとはなりません。
ある会社の社長は、先に挙げた組織ではよい人間関係を築くことはできないと主張されていました。

その理由は、「衝突や意見を言い合わない表面だけの人間関係」だからというのです。
言いたいことがあるのに言えない職場。
人間関係を壊したくないそう思って仕事をしているのです。
誰しも嫌われたくないと思って仕事をする。それはわかります。
ただ、それが人間関係が良好かと言われると違う。
衝突や意見を言い合っていいモノを作り上げていく。
衝突から対話が生まれ、相手の話を聴いたり、自分の考えを理解してもらえるようになる。
職場における良い人間関係とは、表面的なものではなく、仕事における目的を重視して進む姿ではないでしょうか。

仲良しこよしではなく、会社の理念や方向性を理解して進む。
その上で良い人間関係を構築する。
この順番を忘れてはいけません。


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福井の社会保険労務士
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【編集後記】
ワクチンの接種始まりましたね。
早く我々のところに届かないかなあと首を長くして待っています。