社内コミュニケーションが業務に与える影響

北出慎吾

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テーマ:コラム

おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。3月18日から始まる春のセンバツ高校野球は共に2校ずつ出場する福井と広島の決戦が実現します。・敦賀気比VS広陵 ・丹生VS広島商
ネットでは、広島と福井の全面戦争じゃあ!!と盛り上がりも見せているようです。私も楽しみです。

HR総研は、2022年1月に各企業における社内コミュニケーションの状況に関するアンケートを実施し発表しました。調査結果のサマリーは以下の通り。
●9割以上が「社内コミュニケーション不足は業務の障害」と考える
●7割以上が「自社の社内コミュニケーションに課題あり」
●中堅・中小企業で「経営層と社員」間の課題が最多
●「経営層と社員」のコミュニケーション不全で「目指す方向への認識の統一」が困難に
●全企業規模で「目指す方向への認識の統一」が最優先課題
●社内コミュニケーションは「改善」傾向に転じる
●大企業で「社内情報を共有できている」は半数未満
●大企業では「オンライン会議ツール」、中小企業では「対面」が最多
細かく見ていくと、社内コミュニケーションの不足がどのような業務において障害となると考えられているのかは非常に興味がありますね。
・1位は「迅速な情報共有」83%、
・2位は「部門間・事業所間の連携」70%、
・3位は「部署内のチームビルディング」69%
・4位は「目指す方向への認識の統一」64%
・5位は「業務中の気軽な相談・質問」62%
となっています。社内コミュニケーションが社員同士の信頼関係の構築にとって重要であることがうかがえます。また、「社内コミュニケーションに最も課題を感じる関係間」を見てみると、全体では
・1位「経営層と社員」26%。
・2位「部門間」17%。
・3位「部署内の課長とメンバー」12%
・3位「部署内のメンバー同士」12%
となっています。これを企業規模別に見ると、従業員数1,001名以上の大企業では
・1位「部署内の課長とメンバー」17%
・2位「経営層と社員」16%
・2位「部門間」16%
・2位「部署内のメンバー同士」16%
となっています。また301~1,000名の中堅企業では「経営層と社員」21%、300名以下の中小企業はそれぞれ「経営層と社員」36%となり、企業規模が小さいほど「経営層と社員」に関するコミュニケーションの課題を感じる割合が高くなっています。特に中小企業では大企業などと比較すると「経営層と社員」の関係は近く、その関係性の状況が組織課題に直結しやすい傾向にあることが推測されます。これは納得できる部分ですね。規模が小さいほど、経営者とのコミュニケーションの重要性が高まります。経営者の声が社員に届きやすいという一方、コミュニケーションが不足すると業務に与える影響が大きいことから規模が小さい組織こそ、コミュニケーション方法を見直す必要がありますね。次回は、この続きについてお伝えしますね。

最近はオンラインでの相談も増えていますので、ぜひこちらから。
https://kkr-group.com/inquirys
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

【編集後記】
2022センバツ高校野球の入場行進曲は「YOASOBI」の「群青」に決定したようです。これもノリノリの曲ですね。

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北出慎吾
専門家

北出慎吾(社会保険労務士)

北出経営労務事務所

顧問契約(労働・社会保険の書類作成、手続き代行)や給与計算業務だけではなく、会社を発展させ、リスクから守る就業規則の作成、人事評価制度の構築や社員研修などを得意としている。返済不要の助成金提案も好評。

北出慎吾プロは福井テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

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