分解掃除の分解というのは時計をばらします。歯車を紹介
セイコー”S”と書いてサスsusと言います
お客様から分解掃除の依頼とガラス交換の依頼を頂きまして。時計の分解掃除をどのような手順で分解していくかをコラムとして書いてみたいと思います
長年使っているのですが分解掃除は初めてするという今回のサス。ガラスにはとても多くの傷が入っていました。交換の理由はキズですがメーカー在庫がもう数枚という状態です。本当にタイミングよく修理させていただいた時計です
セイコー”S”4s12‐0010 とは
約20年程前に発売していたセイコーSUSシリーズの4S12キャリバーGMT仕様の高級モデルです。4S系のメカニカルCal.の特徴のゼンマイには独自のスプロン(医療や精密機器に使用される高精度な素材)を使用しミクロン単位で手加工施しダイヤフレックス機構で衝撃を吸収するなどの多数の機能を備えております。(日付機能、カーブハードレックスガラス、裏蓋スケルトン、防水、ルミブライト)
時計の仕様
◆メーカー:セイコー
◆タイプ:SUSシリーズメカニカルGMT SCFF005 4S12-0010 日付表示 時間針/24時表示内転リング・ステンレスケース
◆日差+10秒前後で推移しています
◆サイズその他
:本体直径39.4mm(リュウズガード含む) 厚み12.7mm
文字盤色・・・赤
裏蓋スケルトン
分解掃除の手順
自動巻きのローターの外周に黒い円形の汚れがあります
長年動いたものですので金属片や油汚れで黒く汚れています
まずは、ケースから機械を取り外します。
機械から時計を取り出してあげると文字盤の針を取っていくのですがこの続きは次のコラムで紹介したいと思います。