なぜバランスが大事と言われるのか?
皆さんこんにちは愛媛県松山市の
ゆかい整体の上杉です。
サッカーで太もも裏(ハムストリング)が痛くなるのはなぜ?
肉離れになる前に知ってほしい本当の原因ですが、
「サッカーをすると太ももの裏が張る」
「全力で走ると痛みが出る」
このような相談は、学生から社会人までとても多く寄せられます。
多くの方が
「使いすぎ」「疲労がたまっているだけ」
と思いがちですが、実際の現場ではそれだけが原因ではないケースがほとんどです。
今回は理学療法士の視点から、
サッカーで太もも裏が痛くなる本当の理由をわかりやすく解説します。
よくある誤解|「走りすぎ=ハムストが悪い」ではないです。
太もも裏が痛いと、
ハムストリングを伸ばす
マッサージする
休ませる
といった対処をされる方が多いですが、
それでも再発を繰り返す人が非常に多いのが現実です。
理由は、
痛い場所=原因の場所ではない
からです。
ポイントは「ブレーキ役」を誰がやっているか
サッカーでは
ダッシュ
ストップ
切り返し
といった動作が連続します。
本来これらの動作では、
太もも前(大腿四頭筋)
お尻(殿筋)
が減速・安定の役割を担います。
しかし、
太もも前がうまく使えていない
股関節が硬く、お尻が働いていない
といった状態になると、
太もも裏(ハムストリング)に過度の負荷がかかります。
その結果、
張り
違和感
痛み
肉離れ
につながりやすくなります。
自分でできる対処と注意点として
痛みがあるときや違和感を感じた時には、
ハムストリングだけをケアするのではなく、
太もも前がしっかり使えているか(大腿四頭筋の柔軟性)
股関節(殿筋群・大腰筋他の柔軟性)が動いているか
体幹がブレていないか
といった全体の動きを見直すことが重要です。
※
「これをすれば治る」という万能な方法はありません。
だからこそ、体の使い方を評価する視点が必要になります。
まとめ
サッカーで起こる太もも裏の痛みは、
単なる疲労や使いすぎもありますが
ハムストリングスだけでなく
太ももの前側(大腿四頭筋)や
お尻・股関節周りの筋肉の
体の使い方のアンバランス
が関係していることが多くあります。
痛みを繰り返さないためには、
「痛い太もも裏」に固執するよりも
使えていない場所「どう使っているか」を見直すことが大切です。
今回は
よく見られる大腿四頭筋や中殿筋・大腰筋などを挙げさせていただきましたが
これに限りませんので、
身体全身のチェックを専門の方に
しっかり見てもらうとよいでしょう。
当院でも見させていただきますので
気になる方はお気軽にお声かけください↓
https://sejutsuchoraku.com/



