採用マーケティング③ リードジェネレーションとナーチャリング
採用の話をする時に「マーケティングの変遷」の話を必ずします。
以前、このコラムでもマーケティングの変遷について書きましたが、
マーケティングの神様と言われる、フィリップ・コトラー先生のマーケティング4.0ではマーケティングが下記の様に変化していっているといわれています。
https://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/3806397/
製品志向主義:モノが不足している時代
キーワードは「優れた技術を元に考える」「良いモノを作れば売れる」
顧客志向主義:良いというだけでは売れない時代
キーワードは「顧客ニーズを元に考える」「ニーズのある人が対象」
価値主導主義:モノが飽和している時代
キーワードは「機能や性能よりも、その価値が重視」「精神的な満足を要求している」「社会貢献」
自己実現主義:デジタル時代である現在。
キーワードは「自己実現欲求を満たす」「ファン作りが重要」「驚きを作りだす」
では、なぜ採用を考える時にマーケティングの変遷の話をするのか
理由は2つあります。
1つめは、普段事業活動を行っている場では、「価値」に注目し「自己実現」や「共感」を重要な要因と位置づけして、マーケティング活動を行っているが、採用の現場では従来から変わらず就業時間、就業場所、給料、休日、など待遇面での会話が中心となっており、いわゆる「製品志向主義」の傾向がいまだに強いこと。
2つめは、採用対象となる求職者は「価値主導主義」や「自己実現主義」のマーケティングの洗礼を受け、その世界で育った人間であることから、「価値」「共感」に重きをおくということを知ってもらいたいたい。
自分の価値観を重視する
「なんのために働くか?そんなもん生活のため、金のためだよ!」と言われるかもしれませんが、人は自分の仕事に対して価値を求めています。
何のために働いているのか?
自分の仕事は何に役立っているのか?
働く人にとってこの二つが重要であり、問いつづけることになるのです。
なので、当社で働くことによってこの二つの「問い」の「解」が得られると認識してもらわなければなりません。
会社説明会、面談を通じてこの「当社にくればこの問いの解が得られる」というメッセージを伝えつづけることが重要になります。
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