採用マーケティング① 価値と共感

岡本陽

岡本陽

テーマ:採用マーケティング

採用の話をする時に「マーケティングの変遷」の話を必ずします。

以前、このコラムでもマーケティングの変遷について書きましたが、

マーケティングの神様と言われる、フィリップ・コトラー先生のマーケティング4.0ではマーケティングが下記の様に変化していっているといわれています。



https://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/3806397/


製品志向主義:モノが不足している時代
キーワードは「優れた技術を元に考える」「良いモノを作れば売れる」

顧客志向主義:良いというだけでは売れない時代
キーワードは「顧客ニーズを元に考える」「ニーズのある人が対象」

価値主導主義:モノが飽和している時代
キーワードは「機能や性能よりも、その価値が重視」「精神的な満足を要求している」「社会貢献」

自己実現主義:デジタル時代である現在。
キーワードは「自己実現欲求を満たす」「ファン作りが重要」「驚きを作りだす」

では、なぜ採用を考える時にマーケティングの変遷の話をするのか



理由は2つあります。

1つめは、普段事業活動を行っている場では、「価値」に注目し「自己実現」や「共感」を重要な要因と位置づけして、マーケティング活動を行っているが、採用の現場では従来から変わらず就業時間、就業場所、給料、休日、など待遇面での会話が中心となっており、いわゆる「製品志向主義」の傾向がいまだに強いこと。

2つめは、採用対象となる求職者は「価値主導主義」や「自己実現主義」のマーケティングの洗礼を受け、その世界で育った人間であることから、「価値」「共感」に重きをおくということを知ってもらいたいたい。


自分の価値観を重視する


「なんのために働くか?そんなもん生活のため、金のためだよ!」と言われるかもしれませんが、人は自分の仕事に対して価値を求めています。

何のために働いているのか?

自分の仕事は何に役立っているのか?

働く人にとってこの二つが重要であり、問いつづけることになるのです。

なので、当社で働くことによってこの二つの「問い」の「解」が得られると認識してもらわなければなりません。

会社説明会、面談を通じてこの「当社にくればこの問いの解が得られる」というメッセージを伝えつづけることが重要になります。

#採用マーケティング #価値 #共感型採用 #人手不足

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岡本陽
専門家

岡本陽(経営コンサルタント)

IMソリューションズ株式会社

会社の利益を残す仕組を作るコンサルティングと利益を出すための行動を教える研修を行います。他の管理職研修と異なるのは「利益を出すための“行動“を教える研修」であり、利益を意識した人材の教育を行います。

岡本陽プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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