中小企業診断士の二次試験対策講座から合格者
こんにちは。
成果を出し続ける仕組み作りコンサルタントの岡本です。
私は中小企業診断士試験の二次試験対策講座を3年ほど開催してます。
そこでは、過去問題を全員で時間内に解き、自分の考えた答えをディスカッションしてゆきます。自分自身が独学で学んだ攻略の仕方を教えています。
中小企業診断士の試験とは
中小企業診断士の試験は一次試験と二次試験の筆記試験と口述試験、実務補修15日間に合格すると、資格が与えられます。
一次試験の合格率は約20%です
20%と聞くとなんだ、国家試験なのに簡単と思うかもしれませんが、二次試験の筆記試験も約20%です。ちなみに、口述試験の合格率は約95%ぐらいですので、ほとんど合格します。
ということは
20%×20%×95%=3.8%
一次試験は
7科目でマークシート形式です
経済学、財務会計、企業経営理論、経営情報システム、経営法務、運営管理、中小企業政策
これは科目合格が可能です。
ただし、科目合格は合格した翌年までしか持ち越せません。他の資格の様に、科目合格すれば永久に合格ではなく“ワンチャンスある”だけです。
一次試験に合格した人が二次試験に臨みます。
二次試験は筆記試験と口述試験があります。
筆記試験は4科目ですがテーマが決まってます
事例Ⅰ 組織論
事例Ⅱ マーケティング
事例Ⅲ 運営管理
事例Ⅳ 財務会計
といっても、実は試験前に明確にテーマが発表されるわけではないので、ある時突然、変更になる事もありえます。
それと、筆記試験は相対評価です。上位20%が合格になりますので、問題が簡単で平均点があがっても合格しやすくなるわけではありません。
口述試験は筆記試験の与件文(問題文)の内容から2~3問の出題があります。
一般的には、「点数の低かった事例から出される」とか「筆記試験で問われた以外の内容がでる」「もし、〇〇が××だったら、という裏が問われる」と言われますが、明確になっていません。
最後に実務補習です。
これは5日間×3回の15日間、実務補修といわれる研修に参加します。これは複数人でチームを組み、実際の企業を訪問して企業診断し診断報告書を作成うるいう形式になります。
筆記試験が大変
二次試験の難しさは3つあると思います。
1つは時間がない
一次試験の合格が9月の上旬にあり二次試験の筆記試験は10月の第三週の日曜日です。
おおよそ6週間しかありません。
受験生の間で「地獄の様な6週間」とか「地獄の様な50日」と称されるほど、詰めて勉強します。
2つは正解がない
正解が発表されません。資格試験や予備校が出す模範解答はありますが、とても完成度が高くでまねできません。なぜなら、先生方が何時間もかけて問題を分析して出した回答ですので、受験生が80分で出す回答には無理があります。
参考になるのは合格者の再現答案といわれます。そういった再現答案集を購入して自ら分析しなければなりません。
3つ目はどの様に書くか
二次試験は筆記試験で限られた文字数制限の中で論理的に相手を説得できなければなりません。どの様に表現すれば良いか。制限時間内に書ききるかがポイントになります。
ディスカッションが大切
私は二次試験の対策講座として、答えのない試験に対応するためにディスカッションを重要視してます。
再現答案だけでは、「なぜこうなったのか」が明確にならず、腹落ちしません。
腹落ちしなければ「使えません」。
お互い、じっくり議論するなかで、どういう切り口で考えたか、何を根拠に考えたか、どの様にまとめたかを共有してゆきます。この共有作業を通じて、自分では気づかない点に気づく事ができる様になります。
中小企業診断士試験について
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