「組織」ってなにでしょうか?チームで100㎞歩いた経験で振り返る
リーダーの素質についてどの様に考えていますか?
歴史的にリーダーシップについてどの様な考え方が変化しているのかを考えてみます。
古代から長い間にかけて、リーダーの素質を生まれながらに持っているもがリーダーになると考えられていました。これを「リーダーシップ特性論」といいます。
しかし、この考え方であると、生まれた時点で先天的にリーダーの素質の有無が決まってしまうため、後天的に努力や訓練を経てリーダーになる事は不可能になります。
長い間「リーダーシップ特性論」の考え方が中心でありましたが、その後、リーダーは行動によって作られるという考え方に基づき、訓練等によって組織に有効な行動を行える者がリーダーとなるという考え方に変化します。
これを「リーダーシップ行動論」といいます。
しかし、これは、どんな時もリーダーとしてふさわしい行動がある、という事になってしまいます。
本当にそうでしょうか?異なる状況下では適切である行動が異なるでは?と思いませんか?
それなので、その後に出てきたのは、ある状況では適切といえるリーダーシップのスタイルが、他の状況においては不適切なリーダーシップのスタイルではないとの考え方に基づき、唯一絶対のリーダーの行動は無く、状況に応じて適切な行動がとれる者がリーダーになるという考え方に変化しました。
これを「リーダーシップ条件適応理論」といいます。
さらに、リーダーシップについての考え方が変化します。
今まではリーダー自身のみに注目していたものが、リーダーとフォロワー、つまり部下との関係性でリーダーシップを考える様になります。
そこで出てきたのは、部下にカリスマと認知されることで、リーダーはカリスマとなりうるという考え方です。
つまり、カリスマ的な振る舞いをすることで、自己信頼と部下からの信頼を獲得できリーダーと認められることでリーダーとなるという考えです。
これを、「カリスマ的リーダーシップ理論」といいます。
しかし、カリスマ的な振る舞いをすればリーダーなれるのでしょうか?
外部環境が変化している中では、組織の内部だけでなく外部環境を認識し組織の改革を進めてゆくことが必要ではないでしょうか?
それなので、現在では、組織の変革を実現するためのビジョンを持つ者がリーダーであると考えられる様になっています。
組織の更なる発展に必要とされる「変革」を、永続的に実現するためにはビジョンを共有して、部下の能力を引き出し、組織学習を促進することができる者がリーダーであるとの考えです。
これを「改革的リーダーシップ理論」いいます。
あなたは、リーダーシップについてどの様な考え方がしっくりきますか?
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