劣等感の取り扱い方

―なぜ「自分を大切にする」が分からないのか―
「自分を大切にしよう」と言われても、どうすればいいか分からない。大人になればなるほど、そんな戸惑いを抱く人は少なくありません。
なぜ分からないのか――それは、これまで「自分に厳しくする方法」ばかりを教え込まれてきて、その逆を誰も教えてくれなかったからです。
「分からない自分」に落ち込む必要はありません。大切なのは、ここからどう始めるかです。
ステップ1:大切にしていないことをやめる
①いきなり「大切にする」は難しい
最初から「どう自分を大切にすればいいか」と考えると迷子になりがちです。
そこでおすすめなのが「自分を大切にしていないことをやめる」ことから始める方法です。
②やめてみたい習慣の例
- 目的が分からない我慢をすること
- 傷ついた気持ちを無視すること
- ネガティブな感情を笑ってごまかすこと
この中で「これならできそう」と思えるものはありますか?
小さな一歩をやめることが、自分を大切にする第一歩になります。
ステップ2:どんなふうに大切にしたいのかを考える
①「甘やかすこと」とは違う
「自分を大切にする」と聞いても、
「それって甘やかすだけじゃない?」
「甘やかすと怠けるのでは?」
と不安になる方も多いです。
これは「自分に厳しくあれ」と叩き込まれてきた影響です。大切にする=怠け、手抜き、逃げ…と短絡的に結びつけてしまうんですね。
②方向性を持たせると意味が変わる
大切にすることを「甘え」や「手抜き」にしないためには、方向性が必要です。
たとえば――
「家族と過ごす時間を大切にしたい」自分でいたい→休日出勤を断る。
これは怠けではなく「大切にしたい自分像」を守る行動です。
あなたはどんな理由で自分を大切にしたいですか?
ステップ3:ネガティブ感情をヒントにする
①ネガティブは「大切にされなかったサイン」
怒り、不安、悲しみ、寂しさ、恥、妬み…。
こうしたネガティブな感情は苦しいものですが、実は「大切にされなかった自分」を教えてくれるヒントでもあります。
②感情の奥にあるものを見る
ネガティブな感情は体験の「上澄み」にすぎません。
その奥には「大切にされたかった心」が隠れています。
感情に振り回されず、その奥にある願いを見極めること。
それが、自分を本当に大切にするための大きな手がかりになります。
まとめ
- 自分を大切にする方法は、最初は誰も分からなくて当たり前。
- まずは「大切にしていない習慣をやめる」ところから始める。
- 「どんな自分になりたいか」という方向性を持つと迷わない。
- ネガティブ感情は「大切にされなかったサイン」であり、ヒントになる。
自分を大切にすることは、怠けではなく「自分の人生を生きるための土台」です。
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