頑張り過ぎて燃え尽きる前に──「自分軸」を見つめ直す3つの問い

<「優しさ」と「甘やかし」、その違いを考えたことありますか?>
「それ、やってあげるよ」と誰かに声をかけたこと、きっとありますよね。
でも、その一言が「優しさ」なのか「甘やかし」なのか、自分で意識したことはあるでしょうか?
一見似ているようでいて、実はこのふたつには大きな違いがあります。
1.「優しさ」とは共感からくる行動
たとえば、相手が明らかに困っていたり疲れていたりする場面で、自然と手を差し伸べることがありますよね。
それは、相手の心情を察する=共感から生まれる行動。これが「優しさ」です。
人は、自分の気持ちを理解してもらえたと感じたときに、安心したり、心が温かくなったりします。
この「分かってもらえた」という感覚こそが、優しさの最大の力です。
たとえば、何も言わなくてもそっと隣に座ってくれる人、黙ってコーヒーを差し出してくれる人。
そんなささやかな行動が、大きな安心や信頼を生み出すのは、「自分を見てくれている」「気にかけてくれている」という実感があるからです。
つまり優しさとは“共感”を原点とし、“寄り添う意志”が形になったものだと言えるでしょう。
2.「甘やかし」とは自分基準での対応
一方で、相手が望んでいるかも分からないのに「やってあげたくなる」、あるいは「やっておいた方が相手に好かれる」と思うとしたら…。
それは自分の都合や感情が基準になっている「甘やかし」かもしれません。
「甘やかし」が問題になってしまうのは、どんな時でしょう。
● 相手の成長機会を奪ってしまう
→ 自分で考えたり、工夫したりする機会が失われます。
● 相手が「頼ることが当たり前」になってしまう
→ 自立心が育たず、依存的な関係性になります。
● 自分が疲れていく(そして見返りを求めやすくなる)
→ 「ここまでやってあげてるのに…」という感情が芽生え、見返りを求めてしまう→期待が裏切られる→怒りや落胆へ。
ただし「甘やかす」ことが常に悪いことではありません。状況に寄りますよね。
「今はそれでいい」と思える場面なら、それもまた愛情の一つの形として大切にしていいのです。
甘やかすのと優しさは、自分の動機を内省することで、「優しさ」と「甘やかし」を見極めやすくなります。
3.【比較】優しさと甘やかしのメリット・デメリット
◎優しさのメリット
心身の負担を和らげられる
孤独感を和らげられる
自己肯定感を育む手助けになる(動機が内発的)
●優しさのデメリット
「優しくしなきゃ」という義務感が強くなることも
他人を優先しすぎて自分を後回しにしがち
相手が“気を使う”ことになり、負担になる可能性も
◎甘やかしのメリット
自分の気持ちが基準なので行動に迷いがない
喜びや満足感を得やすい
相手からポジティブな反応が返ってくることが多い
●甘やかしのデメリット
相手の自主性を奪ってしまう可能性
相手が「NO」と言いづらくなる
見返りを無意識に求めてしまうことがある
4.どう使い分ける?「優しさ」と「甘やかし」の見極めポイント
■目に見える作業や一時的なサポートは「甘やかし」でもOK
■相手の「生き方」や価値観に関わることは慎重に
■どちらにせよ「見返りを求めない」ことが大切
これらを意識することで、自分の行動が「押し付け」にならず、より良い関係を築きやすくなります。
5.最終的な基準は「自分軸」
何より大切なのは、「自分はどうありたいか」という自分軸です。
自分軸とは、
「自分はどんな人間として生きていきたいか」
という人生の指針。
気分で行動がぶれるのではなく、自分軸に従って行動することで、相手もあなたの一貫性を感じ、信頼してくれます。
6.おわりに:自分らしく優しく生きるために
優しさと甘やかしの違いに明確な線引きはありませんが、共感を基盤にした「優しさ」と自分の気持ち優先の「甘やかし」をうまく使い分けることで、あなたらしい人間関係が築けます。
そしてその軸となるのが「自分はどう生きたいか」。
人間関係を整える最初の一歩は、自分を知ることから。
あなたの「優しさ」が、誰かにとっての光になりますように。
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