季節の変わり目の不調 ②対策・治し方

「もっと頑張らなきゃ」
と気づけば口ぐせのように繰り返している――
そんな方は少なくないかもしれません。
頑張ることは美徳とされがちですが、その「頑張り」がいつの間にか自分をすり減らし、心がついていかなくなってはいませんか?
本当に大切なのは、「なぜ自分は頑張っているのか」という根っこを見つめ直し、自分の心とつながり直すことです。
今回は、燃え尽きないための「自分軸」の見つけ方について考えていきます。
1.頑張ることは本当に「良いこと」なのか?
「頑張ることは良いことだ」
そんな言葉を、私たちは子どもの頃から何度も聞いて育ってきました。
「頑張れ!」という応援や、「よし、頑張ろう!」という決意は、一見ポジティブなものに思えます。
でも──
もし今あなたが「毎日つらい」「報われない」「虚しい」と感じているとしたら、それは“頑張ることの落とし穴”にはまってしまっているのかもしれません。
頑張ることが苦しくなるのは、次のような思考に支配されているときです。
■頑張らなきゃいけない
■自分しか頑張れる人がいない
■いつでも頑張るべきなんだ
こうした「義務感の頑張り」を続けていると、残るのは疲労とストレス、そして虚しさです。
さらにうまくいかないと…
■自分の頑張りが足りないせいだ
■こんなにやっているのに誰にも理解されない
■自分には価値がないのかもしれない
と、自己否定や他者への不満につながってしまうこともあります。
だからこそ一度立ち止まって、こんな問いを投げかけてみてほしいのです。
「今の自分の頑張りは、心からやりたいことですか?」
2.その頑張りは、誰のため?
どれだけ頑張っても、満足できない。
充実感がない。
むしろ虚しさばかりが増していく──
そんなときは、「なぜ頑張っているのか」という“理由”に目を向けてみましょう。
他人の期待や、「○○すべき」という考えに従って頑張っていると、どこまでいっても終わりがありません。
自分自身が納得することも難しくなります。
でも「頑張ること」そのものを否定する必要はありません。
大切なのは、「なんのために頑張るのか」という自分なりの理由を見つけることです。
その理由を知るには、自分自身と対話することが欠かせません。
■自分が大切にしたい価値観
■自分がどうしても譲れないこと
■自分が心から幸せを感じられる瞬間
これらに目を向けることで、本当の「頑張る理由」が見えてきます。
たとえば──
「うつ病の家族を支えたい」という頑張りも、
■家族が好きだから
■大切な人に元気になってほしいから
■家族が笑ってくれると自分も嬉しいから
という“自分の気持ち”があるからこそ続けられるのではないでしょうか。
「誰かのため」ではなく、「自分の心が動いたから」という理由に気づけたとき、頑張りはあなた自身の力になります。
3.自分とつながると見えてくる「自分軸」
「とにかく今は頑張るしかない」
そんなふうに思う時期も確かにあります。
でも、もし今
「何のために頑張ってるんだろう…」
と感じているのなら、それは心の声が「一度立ち止まって」と語りかけているサインかもしれません。
そのとき、自分に問いかけてみてください。
「私はどうして頑張ろうと思ったの?」
そこにはきっと、誰かに言われたからだけではない「自分なりの理由」があるはずです。
たとえ小さな動機でも、それはあなたが自分で選んだもの。
そこに気づくことが、「自分とのつながり」を取り戻す第一歩になります。
そしてその“自分とのつながり”の中で育つのが、他人の価値観や評価に左右されない「自分軸」です。
誰かのために頑張るのではなく、「自分がどう生きたいのか」に沿って力を使うとき、頑張ることはあなた自身の支えになります。
4.おわりに
頑張ること自体が悪いわけではありません。
大切なのは、その頑張りが「誰かの期待に応えるため」だけのものになっていないか、自分の心が置き去りにされていないかを見つめ直すことです。
「やらなければならない」だけで突き進むと、自分でも気づかないうちに心が疲弊し、ある日ふと限界を迎えてしまうかもしれません。
だからこそ、「なぜ私は頑張ろうと思ったのか?」という問いを、自分自身に優しく投げかけてみてください。
その答えの中に、あなたの価値観や願い、つまり「自分軸」の芽がきっとあります。
自分とつながることは、単なる自己分析ではありません。疲れた心を癒し、自分らしい生き方を取り戻す大切な一歩です。
今のあなたの頑張りが、あなた自身の人生を豊かにするものであるように。焦らず、少しずつ、自分軸を育てていきましょう。
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