やりたいことを探す方法
6月になりましたね。
2023年も早くも上半期終了です。
6月からクールビズになる職場とか、夏服に切り替わる学校は多いと思います。
冬と比べて薄手だったり袖の短い服を多用するように、気持ちも「夏仕様」に切り替えていきましょう。
具体的には、上半期の振り返り、新年度以降の緊張解消です。
≪上半期の振り返り≫
仕事に限らず、新年を迎えた時に決めたことが何かあったと思います。
資格取得、ダイエット、貯金、○活、など。
しかし色んな事情で思ったように進んでいなかったり、もっとやりたいことが出来ているかもしれません。その整理をしましょう。
半年近く経って、当初は予定していなかった要素が増えているかもしれません。
職場や家庭環境、人間関係。コロナの行動規制やマスク規制が無くなったことも、マクロな変化ですね。
更に、変化したことで、予定や計画をそのまま遂行することが難しくなっているかもしれません。
その時は、現状に即して予定を修正しましょう。
例えば「8月に○○の資格試験を受ける」と決めていたとします。しかし4月に異動になって仕事が忙しく資格試験の勉強どころではなくなってしまいました。
それなら、受験日を次回にずらしましょう。
そして仕事や体力に負担をかけすぎない勉強スケジュールに変更しましょう。
新年当初から、特に大きな変化が無かった場合、「今」の自分の気持ちを振り返りましょう。
環境が変化しなくても、気持ちや意欲が変化している場合があります。
他にやりたいことや、数カ月前は思ってもいなかった目標が見えてきているなら、そちらへ方向転換することも十分アリです。
≪緊張解消≫
1つ目の「振り返り」同様、新年・新年度以降に何かしら環境が変化したと思います。
変化に適応するためにあちこち無理してきたはずです。
その無理を下半期に持ち越さないために再点検をしましょう。
- 睡眠
- 食欲
- 体調
- 集中力
- 仕事や勉強、家事への意欲
- 好きなものを楽しめる
- 笑えている
変化に対して適応しようと頑張り過ぎると、適応障害だけでなく「過剰適応」してしまい、本来の自分らしさから遠ざかってしまいます。
自分らしくない毎日を続けていると、上記の項目に影響が出ます。
自分が適応できているか、を調べるのは難しいですが、過度な緊張状態によって現れた症状をチェックすることは出来ます。
もし上記に良くない変化があれば、1月以降の自分の生活リズムや仕事量を見直しましょう。
例えば「食欲が落ちている」場合。
食べるものを変えてもあまり意味がありません。食欲が落ちた本来の理由があるはずです。
忙しすぎて昼食をゆっくり食べる暇がない、とか、ストレスで夜お酒を飲むことが増えてしまい、翌朝の食欲がない、等。
放置すると更に進んでうつ病などへつながる可能性があります。
特に睡眠・食事・趣味の時間の有無に負の影響が出ていないか、を点検しましょう。
あれ?と思ったら要対策です。
≪心の衣替えの効果≫
心の衣替え=上半期振り返りと緊張解消、にどんな良いことがあるでしょうか。
一つは、この後更に忙しくなって、活動量が増えることが予想されます。
夏は昼の時間が長く、夜も暑いままで、晴れれば太陽の光が強く明るいです。
自然と外へ出たり、活動する時間が長くなります。
その上外の暑さと室内の冷房との寒暖差で体に負荷がかかります。
今以上に気力体力を消耗する可能性が高いのです。
そのための余裕を作る準備です。
二つ目は、1~6月には必要だったけど、7~12月には必要ないものを整理することが出来ます。衣服の入れ替えと同じですね。
「あれもやらなきゃ、これもやらなこれもやらなきゃ」が習慣になっている方ほど、不要なタスクを手放しましょう。
三つ目は、リラックスできる時間を作れることです。
一つ目の「余裕を作る準備」と似ていますが、より積極的にメンタルを整えるための要素を増やすことが出来ます。
生活リズムを見直して、時間に余裕が出来ることでリラックスタイムを持てます。
リラックスできる、とは、副交感神経が優位になっていること。緊張状態(交感神経)とのバランスをとることで、血流が改善され、全身に栄養と酸素が行きわたり、睡眠の質が上がって脳内セロトニンが分泌されます。
免疫力も上がって病気になりづらくなり、心が安定します。
≪心の衣替え NG事項≫
まず、ダメ出しは不要です。仕事じゃないので。
振り返りをするときは、
- 出来たこと
- 頑張ったこと
- 挑戦できたこと
- 自己投資したこと
- 楽しかったこと
- これからも続けたいこと
- 新しく始めたこと
- 褒められたこと
- 完遂したこと
- 嬉しかったこと
- 得た教訓
をピックアップしましょう。
また、「やらなきゃいけない」ことの中でも、全てが自分にとって役に立つこととは限りません。
この先目指したい「なりたい自分」に役に立たないことなら、手放すか、または後回しにしましょう。
≪まとめ≫
心の衣替えをして、心と体力、生活リズムを最適化することで、余裕を作ることが出来ます。
そうするとこの後やってくる大きな波を受け止めて乗り越えることが出来ます。
もう少ししたら梅雨になって、一旦春以降の活動活発化も鎮まるでしょう。
その時期を準備期間に充てて、夏へ備えましょう。
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