やりたいことを探す方法

西岡惠美子

西岡惠美子

テーマ:スキルアップ/キャリアアップ

やりたいことを探す方法
やりたいことが自分で分かっていて、実際に行動化出来ている人は幸せだと思います。
自分がやっていることが「やりたいことだ」と思えている人は少ないのではないでしょうか。
自分がやりたいことは、どうやって探せばいいか考えてみました。

≪方法①≫足らないものを埋める

やりたいこと、というと、何かプラスアルファのようなイメージがあるかもしれません。
それだけではなく、「今不足しているもの」から探す、という視点は如何でしょうか。

不足しているもの、とは「やらなきゃいけないこと」ばかりではありません。
「自分がやってみたいと思うもの」を見つけるための“ふるい”として使ってみましょう。

例えば、今の自分を振り返って

  • 運動不足
  • 栄養不足
  • 睡眠時間の不足
  • お金がない
  • 友達がいない
  • 出会いの場が無い
  • 余暇の時間がない

など思いついた「不足・欠乏」の中で、「どうすれば補充できるか」の方法パッと思い浮かぶものはありますか?
あれば「やりたいこと探し」の入り口としてそれに取り組んでみましょう。
あくまで入口です。それがそのまま「やりたいこと」になる場合もあるし、「選択肢潰し」になるかもしれません。
いずれにしてもきっかけにはなるでしょう。

≪方法②≫人のマネをしてみる

全くの無の状態から、判断基準も無く「やりたいことを探す」のは無茶な話です。
人のマネから入るのも、一つの方法です。

私の場合、両親が読書好きで家には常に本があふれていました。
幸運にも父と母の好みが全く違いました。
結果として父寄りの好みになりましたが、大人になってから母の本を借りることもありました。
そして今はその二人とは違うジャンルが好きになり、自分で本を探す楽しみを知りました。

身近にいる人がゲームが好きなら、その人のおススメゲームをやってみるのもいいですね。
料理が得意な人がいれば教えてもらったり、旅行好きな人がいればプランを一緒に考えてもらったり一緒に旅行するのも楽しいです。

つまらなかったら辞めればいいのです。

≪方法③≫ジャーナリング

ジャーナリングをご存じでしょうか。
「書く瞑想」とも言われています。思いついたことをひたすら書く。入力ではなく手書きする、というところがポイントです。
基本的に人には見せません。日記のような今日の記録でもありません。思い浮かんだことをそのまま書いていきます。前もって時間を決めておいて、その時間の間はひたすら書き続けます。
人に見せるわけではないので、正しいとか間違っているとか、格好いい文章か、恥ずかしい内容か、も考える必要はありません。
むしろ、恥ずかしいこと、人には言えないようなこと、思い出すのが辛かった出来事などをそのまま書くことに意義があります。

やり方は以下の通りです。

  1. 一人になれる場所に行き、深呼吸を繰り返して気持ちを落ち着ける
  2. テーマを選ぶ
  3. 時間を決める(5~15分くらい? 個人の自由ですが、手書きに慣れていないと手が疲れます)
  4. 書き始めたら時間内はひたすら書き続ける。

細かいルールはありませんが、手紙や日記と違う点がいくつかあります。

  • 誤字脱字は気にしない。間違っていてもOK。
  • 人には見せない(見せることを想定すると思ったことをそのまま書けなくなる)
  • 思ったことをありのまま書く。脚色や修正は不要。

これをすると何が起きるでしょうか。

①頭で考えているよりも深い「自分の思い」が出てくる
②書き記した内容を後から読み返せる
③「こんなことを考えていたんだ」と発見がある
④気持ちや思考の整理が出来て、ストレス解消になる

何について書くか、は本当に自由です。どうせ誰にも見せないのですから、愚痴や批判でもOKだと個人的には思います。
「やりたいことを探す」ためのジャーナリングだとしたら、以下のようなお題は如何でしょうか。

  • 今一番ハマっていること
  • 魔法使いが現れたら叶えてほしいこと3つ
  • 毎日必ず悩んでいることを、解決してくれる実在の人は?
  • 好きに使える100万円があればどうする?
  • 「株式会社自分」を設立します。どんな会社ですか?

荒唐無稽でも空想でも妄想でもいいと思います。
何がやりたいのか分からない状態は「ゼロ」です。何もない空間に何かを置くとしたら、それは自分の「思い」から生まれたものです。
その「思い」を引っ張り出すための方法の一つがジャーナリングです。

ジャーナリングのやり方

≪終わりに≫

書くのが苦手な方は、自由にしゃべってそれを録音・録画しておくのでもいいと思います。
頭で考えるだけでは考えるそばから忘れてしまうのが人間です。何かに記録できるといいと思います。
しかし一番のおススメは手書きです。入力よりも疲れるし時間もかかりますが、その分考える時間を持てます。思わず間違えてしまったとしても、そこから違う発想が出てくることもあります。

やりたいことはすぐに見つける必要はありません。とはいえ無限に探し続けると「青い鳥」になってしまいます。
自分が納得できた時点で行動に移しましょう。
納得できたかどうかの判断が出来るか不安なら、期間を区切りましょう。1カ月続けたらそこで区切って、アイデアを仕分けして、何かを始めてみましょう。

≪オンラインカウンセリング 惠然庵≫
Twitter:https://twitter.com/keizenan
instagram:/keizenan.counseling/

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西岡惠美子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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