英検1級道場-<過去問分析>2015-3英検1級単語問題の研究-傾向と対策
increase は「インクリーズ」ではありません。
正しくは、語末を濁らせず、下記のように発音します。
increase インクリース
increasing インクリースィング
increasingly インクリースィングリー
つまり、「ス」「スィ」という清音です。「ズ」「ズィ」という濁音ではありません。
主要な英英辞典で確認しても、increase の最後は /s/ です。
ところが、英検1級道場の受講者に英文を読んでもらうと、私の感覚では8割近くの人が「インクリーズ」「インクリーズィング」と濁らせて発音します。
そのたびに、私は発音を止めて訂正しています。
■実は、私も10年前まで間違えていました
偉そうなことは言えません。
私自身も10年ほど前まで「インクリーズ」と発音していました。
ところが、あるとき英検のリスニング問題を聞いていて、アナウンサーが、語末を濁らせずに発音していることに気づきました。
increase インクリース
increasing インクリースィング
increasingly インクリースィングリー
「あれっ? インクリーズではないのか?」
気になって辞書で調べてみました。
すると、どの辞書を見ても /s/。/z/ ではありません。
ショックでした。
同時に、長年英語を勉強し、英検1級にも何度も挑戦していた自分が、こんな基本単語の発音を間違えていたことを恥ずかしく思いました。
しかし、この出来事が私の認識を変えてくれました。
それ以来、increase が出てくるたびに「インクリース」と意識して発音しています。
■なぜ、こんなに多くの人が間違えるのでしょうか?
これは非常に興味深い問題です。
私自身も間違えていましたし、今でも受講者の8割近くが同じ発音をします。
どこかで「インクリーズ」という発音を覚え、それが定着してしまったのでしょう。
学校教育の影響もあるのかもしれません。
ただし、「学校の先生が原因だ」と断定できる根拠はありません。
むしろ大切なのは、間違いに気づいたら、その場で直すことだと思います。
■知っている単語ほど要注意!
increase は難しい単語ではありません。
だからこそ怖いのです。
知らない単語なら辞書を引きます。
しかし、「こんな単語、知っているよ」と思っている単語は、わざわざ発音を確認しません。
その結果、間違った発音を何年、何十年と続けてしまうことがあります。
私自身がそうでした。
そして、英検のリスニング問題が、その間違いを教えてくれました。
英語はいくつになっても、何年勉強しても、新しい発見があります。
だから面白いのです。
知っているつもりの基本単語こそ、時々辞書で発音を確認してみましょう。
「えっ、そうだったの?」という発見が、きっとあります。
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