英検1級道場-ネイティブに手伝ってもらい、英作文添削.アドバイスを始めました
2026年度第2回英検の英作文問題と、英検が公表した解答例を、1級から準2級まで級別に分析しました。
各級の問題にはどのような特徴があるのか。また、高得点を取るためには何を意識すればよいのか。
英検解答例から見えてくるポイントを、できるだけ簡潔に整理します。
■5つの級を比較して見えてくること
2026-2の英作文問題と英検解答例を1級から準2級まで並べてみると、級が違っても、英作文で求められている基本は驚くほど共通しています。
- 質問に正面から答える
- 自分の立場を最初に明確にする
- 指定された数の理由を書く
- 理由だけで終わらず説明を加える
- 理由同士を重複させない
- 具体例を入れて説得力を高める
- 「理由→結果」の因果関係を明確にする
- 指定語数を守る
- 最後まで一貫した主張を維持する
級が上がるにつれて求められるのは、単純に「難しい英単語をたくさん使うこと」ではありません。
準2級では、身近なテーマについて「理由を2つ+簡単な説明」を書く。
準2級プラスでは、その理由をもう一歩具体的に発展させる。
2級では、社会的なテーマについて原因と結果を論理的につなぐ。
準1級では、複数の観点から具体例を示し、TOPICとの関係を論理的に説明する。
1級では、社会・国家レベルの問題について、互いに重複しない3つの論拠を立て、それぞれを十分に掘り下げる。
このように並べてみると、準2級から1級までの英作文は、実は一本の線でつながっています。
その基本となるのは、「自分の意見 → 理由 → 説明・具体例 → だから自分の意見が正しい」という論理展開です。
英作文で高得点を取る最大のポイントは、難しく書くことではありません。
問われたことに正面から答え、明確な理由を示し、それを具体的に説明し、筋道を立てて最後まで書き切ることです。
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■英検1級
TOPIC:Should governments invest more in cybersecurity?
特徴
- 「政府はサイバーセキュリティにもっと投資すべきか」という非常に現代的なテーマ。
- 1級らしく、個人ではなく政府・国家レベルの視点が求められている。
- 理由は3つ必要。
- 英検解答例では、①サイバー攻撃の増加、②重要インフラへの脅威、③戦争の変化、の3点を挙げている。
- 3つの理由が重複せず、それぞれ独立している点が重要。
- 第1理由では、サービス停止、情報流出、経済的損失という被害を説明している。
- 第2理由では、power grids, transportation systems, banking networksという具体例を提示。
- 第3理由ではcyber warfareとconventional military engagementsを対比させ、国家安全保障まで議論を広げている。
- Introduction → Reason 1 → Reason 2 → Reason 3 → Conclusionという明快な5段落構成。
- 難しい単語を並べるだけではなく、「なぜそう言えるのか」まで説明している。
高得点を取るコツ
- 最初にYES / NOを明確に決める。
- 互いに重複しない3つの論拠を用意する。
- 各段落を「理由→説明→具体例・結果」の流れで書く。
- economy, national security, technology, environmentなど、異なる角度から3本の柱を立てると書きやすい。
- 具体例は詳しい統計や固有名詞でなくてもよい。
- TOPICのキーワードを意識し、途中で別のテーマにずれないようにする。
- 200~240語なので、1つの理由だけを長く書きすぎない。
- 結論では新しい理由を出さず、3つの論拠を簡潔にまとめる。
- 高度な語彙だけでなく、論理の一貫性・理由の独立性・具体的な説明が重要。
■英検準1級
TOPIC:Are urban areas safer places to live than they were in the past?
POINTS:Community / Economy / Social services / Technology
特徴
- 「現在の都市は昔より安全になったか」という過去と現在を比較する問題。
- POINTSは4つ。この中から2つを使って論じる。
- 英検解答例はSocial servicesとTechnologyを選択。
- 第1理由では、mental health and housing assistanceを具体例として挙げている。
- 単に「社会福祉が充実した」とせず、vulnerable residentsの安全につながるところまで説明している。
- 第2理由ではmodern surveillance systemsを具体例としている。
- 「監視システム→警察が素早く対応→犯罪減少→都市の安全向上」という明確な因果関係がある。
- 2つの理由が重複せず、それぞれ別の角度からTOPICを支えている。
- Introduction → Reason 1 → Reason 2 → Conclusionという明快な4段落構成。
- 120~150語の中で、具体例と因果関係を効率よく入れている。
高得点を取るコツ
- YES / NOを最初にはっきり決める。
- POINTSから自分が具体例を出しやすい2つを選ぶ。
- 今回は比較問題なので、単に「都市は安全だ」と書くだけでは不十分。
- than in the past / now / have become / used to beなど、過去との比較を意識する。
- 各理由を「主張→具体例→なぜ安全につながるのか」の順で展開する。
- POINTSの単語をそのまま繰り返すだけで終わらせない。
- 2つの理由はできるだけ違う観点から選ぶ。
- 難しい単語を無理に使うより、因果関係が明確な英文を書く。
- 結論では新しい話を出さず、2つの理由と自分の立場を再確認する。
- 「理由を言う」だけでなく、「なぜその理由がTOPICを支持するのか」まで説明することが重要。
■英検2級
TOPIC:Some cities are trying to introduce self-driving buses for public transportation. Do you think this is a good idea?
POINTS:Convenience / Labor / Safety
特徴
- 自動運転バスという、身近な生活と最新技術を組み合わせたテーマ。
- POINTSはConvenience / Labor / Safety。
- 英検解答例ではLaborとSafetyを選択している。
- Laborでは、運転手不足という社会問題を取り上げている。
- 「運転手が足りない→自動運転なら公共交通を維持できる」と論理が明快。
- Safetyでは、人間は疲れたり注意散漫になったりすることを指摘。
- それに対して自動運転なら事故を減らせる、という因果関係を示している。
- POINTSは参考なので、これ以外の観点を使ってもよい。
- 80~100語なので、長い背景説明は不要。
- 「意見→理由1→理由2→結論」という非常にシンプルな構成。
高得点を取るコツ
- 最初の1文でI think this is a good idea.などと立場を明示する。
- 理由は必ず2つ書く。
- First, Secondを使えば構成が明確になる。
- 理由だけで終わらず、各理由に説明を加える。
- 「なぜそうなるのか」という因果関係を書く。
- POINTSから、自分が説明しやすいものを選ぶ。
- 難しい知識より、身近でわかりやすい具体例を使う。
- 80~100語なので余計なことを書かず、QUESTIONに直接答える。
- 最後にThereforeなどを使って意見を再確認すると、文章全体がまとまる。
■英検準2級プラス
QUESTION:Do you think people should buy gifts for their friends when they go on trips?
特徴
- 旅行先で友達にお土産を買うべきかという、非常に身近なテーマ。
- 50~60語で、自分の意見+理由2つを書く。
- 英検解答例の理由は、①友達を喜ばせられる、②お土産を買うこと自体が楽しい、の2つ。
- 第1理由ではspecial foodという具体例を加えている。
- 「友達が喜ぶ」だけで終わらず、何を楽しめるのかまで説明している。
- 第2理由では、買い物を楽しむことからlocal cultureを学ぶことへ話を展開している。
- 難しい社会問題についての知識は必要ない。
- 自分の日常経験を英語で説明できれば十分対応できる。
- 準2級プラスでは、単に理由を2つ並べるだけでなく、それぞれを少し発展させる力が重要。
高得点を取るコツ
- Yes / Noを最初にはっきり示す。
- First / Secondで理由を明確に分ける。
- 理由は必ず2つ書く。
- 「It makes them happy.」だけで終わらず、「なぜ・どのように」をもう1文説明する。
- 身近な具体例を使う。
- 難しい単語を使う必要はなく、知っている単語を正確に使う。
- 50~60語なのでIntroductionを長くしすぎない。
- 意見+理由1+説明+理由2+説明という型を身につけておく。
- 日常的なテーマについて、普段から「理由を2つ+説明」を言える練習をしておくと強い。
■英検準2級
QUESTION:Do you think it is necessary for people to have a TV at home?
特徴
- テレビが家庭に必要かという、誰でも意見を持ちやすい身近なテーマ。
- 50~60語で意見と理由2つを書く。
- 英検解答例は、①家族が一緒に過ごせる、②重要な情報を得られる、の2点。
- 第1理由ではwatch interesting programs → talk about themと具体的に説明している。
- 第2理由ではemergency → watch the newsという具体例を使っている。
- 非常に平易な単語だけで十分な解答が作られている。
- 難しい単語を使わなくても、内容が明確なら説得力のある英文になる。
- QUESTIONに正面から答えていることが最優先。
- 準2級でも、単なる理由の列挙ではなく、短い説明を付けることが大切。
高得点を取るコツ
- 最初にYes / Noを明確に書く。
- 理由を必ず2つ書く。
- First / Secondを使えば、文章構成が一目でわかる。
- それぞれの理由に簡単な説明や具体例を加える。
- 「TV is useful.」「TV is fun.」だけでは説明不足。
- 自分が確実に使える単語・文法で書く。
- 50~60語なので、一文を必要以上に長くしない。
- QUESTIONと関係のない話に広げない。
- 難しい英文を書くことより、簡単でも正確で筋の通った英文を書くことが重要。


