英検1級道場-有限な時間を覚悟した挑戦と勉強法で見事英検1級に合格を果たしました

山中昇

山中昇

テーマ:体験記

あっぱれ


2025/12/22に、4年前の受講者が英検1級に合格したという記事を出しました
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5211585/←これです

その合格者にお願いした所、下記の体験記が届きました
経験に裏打ちされた貴重な情報に溢れています
皆さんとシェアします

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英検一級合格を目指している皆様へ。

数年前にオンラインで個別指導をして下さった山中先生から、合格体験記を書くよう勧められました。
先生のコラムには、小学生の合格談や、70代で何度も挑戦された方の記事が並んでいます。
その中で、私の経験も、誰かの参考になるかもしれないと思い、筆を取りました。

私はもうすぐ60歳を迎える地方在住の女性です。
英検一級を目指した理由は、「自分には胸を張って語れる何かがない」と感じていたからでした。
若い頃に英検準一級を取得して以来、その思いを持ち続けてきましたが、仕事や子育て、そして現在は親の介護と、気づけば年月だけが過ぎていました。

本格的に英検の勉強を再開したのは約五年前です。
英語コーチやオンライン指導にも頼りましたが、なかなか合格には至りません。
今思えば、かなりの他力本願でした。

転機は、親がアルツハイマー型認知症になったことでした。
自分の能力も時間も、永遠ではないと実感しました。
そこで初めて、限られた時間で合格するための戦略が曖昧だったことに気づいたのです。

私がシェアしたいことは二つあります。

一つ目は、「二次試験を意識した一次試験対策をする」ことです。
以前は一次と二次を別物として考えていましたが、途中から「英作文は、書くスピーチだ」と捉え直しました。
一次で書いた内容を、理由を絞ってそのまま口で説明できるかを意識することで、両方の対策が一つになりました。

二つ目は、絶対に真似してほしくない勉強法です。
それは、AIに英作文を最初から作ってもらうことです。

完成度の高い文章は簡単に手に入りますが、白紙から書こうとすると手が止まる。
その違和感を、私自身も経験しました。本当に力になったのは、下手でもいいから、何も見ずに時間を測ってまず書くことでした。

チコちゃんに褒められる

私は要領の良いタイプではありません。
自由度が高すぎる環境では動けない自分を理解し、「自分を律する」のではなく「迷わない仕組み」を作りました。

オンライン英会話も、使い放題ではなく、英検に詳しい日本人講師と日時を固定して予約しました。その結果、二度目の二次試験で合格することができました。

挑戦を続ければ、いつか受かる――必ずしもそうではありません。
私の場合、老いを意識し、残り時間が有限だと自覚したからこそ、やり方を変える覚悟ができました。

年齢や環境は、学びを妨げる理由にもなりますが、学び方を見直すきっかけにもなります。
今、立ち止まっている方に、自分に合った戦い方があることが伝われば幸いです。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算90回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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