英検1級道場-苦節24年、英検1級1次試験 1勝71敗 2次試験0勝1敗 秋の合格を目指す
■12/23の記事では、私が、1997年から各種の英語検定試験に取り組み始めてからの成果を紹介しました
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5181285/←これです
■12/24の記事では、私が、1997年から各種の英語検定試験に取り組み始めた動機を紹介しました
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5181376/→これです
■今日12/25は、私が本格的に英語学習に取り組みはじめた理由・背景について語ります
最近、上司が部下に指導をすると、「パワハラだ」と訴えられるケースが増えているようです。
今と時代は異なりますが、私は、上司の指導によって、その後の人生が大きく変わりました。
私はパナソニックに32年間勤務しました。
最初の約5年間は国内営業、その後は20年間海外営業の仕事を担当しました。
20年のうち、5年は英国駐在で、英国市場と最後の1年は欧州市場全体を担当していました。
国内営業から海外営業に移って2年目に、欧州のある取引先への技術研修の通訳として派遣されました。
ところが、日本人技術者のしゃべる内容がほとんど理解できなかったことと、英語がまだ不慣れであったことが重なって、しどろもどろの通訳をしてしまう局面が目立ちました。
半年ぐらい経って、当時の上司から食事に誘われ、お酒を飲みながら懇談する機会がありました。
その時に上司からこう言われました。
「お前の英語が下手くそだったから、お客さんが契約金240万円の支払いを渋ってきた。交渉して何とか支払ってもらったが、しっかりと英語を勉強するように。国内営業から移ってきてまだ1年だから仕方のない面はあるけれど、しっかり頼むぞ」
私はそのレストランから100分間、夜中の道を、屈辱で、自分の体たらくが恥ずかしく、大泣きしながら自宅まで戻りました。
国内営業では、一流の銀行や証券会社を相手に、何億円もの大型件名をいくつも決めていた私が、外国のお客様からわずか240万円をもらい損ねたというわけです!
上司から発破をかけられ、口惜しさと屈辱をばねにして熱心に英語を勉強し始めました。
2年後には英国松下に事業部を代表して赴任する機会に恵まれ、英国人に囲まれた中で、本格的な英語を勉強することができました。
その経験があったお陰で、私は、2008年に早期退社後も第2の会社で14年間、英語力を生かせる仕事をすることができ、それと並行して2009年から自宅でオンラインのマンツーマンレッスンを提供し、今も続けています。
上司の温かい指導があったお陰で、私は71歳の今でも現役で働き続けることができています。
有難いことです。
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経歴
1976/04 パナソニック入社(通信部門国内営業5年、海外営業20年、経営企画7年)
2008/05 パナソニック早期退職
2008/07~2022/03 転職先(中堅企業)で勤務(社長秘書)
2009/04~自宅で自営業(英検1級道場-オンラインで英語指導ほか)