英検1級道場-一文がやたら長い英文解釈はこうします―ニューヨークタイムズ記事の実例③

山中昇

山中昇

テーマ:読解力向上のために


ニューヨークタイムズやワシントンポストなどでは、先頭からピリオドまでがやたら長く、一つの文章で40~80ワードもあるという記事が目立ちます

このようなややこしい英文の解釈はこうします
文章が長いことで知られているニューヨークタイムズ記事の実例で解説します

例3
In a deeply divided nation, voters embraced Mr. Trump’s pledge to seal the southern border by almost any means, to revive the economy with 19th-century-style tariffs that would restore American manufacturing and to lead a retreat from international entanglements and global conflict.

グーグル翻訳を示します(参考まで)
深く分断された国で、有権者は、あらゆる手段を使って南部国境を封鎖し、19世紀型の関税で経済を活性化させて米国の製造業を復活させ、国際的なもつれや世界的紛争からの撤退を主導するというトランプ氏の公約を支持した。

Mr. Trump’s pledge to seal the southern border by almost any means, to revive the economy with 19th-century-style tariffs that would restore American manufacturing and to lead a retreat from international entanglements and global conflict.

ここでは、Mr. Trump’s pledge (トランプ氏の選挙中の公約)を、to不定詞の形で、3つ、数珠つなぎで示しています

to seal the southern border by almost any means, (メキシコとの国境管理を厳しくして、不法移民を防ぐ)

torevive the economy with 19th-century-style tariffs that would restore American manufacturing (輸入品に関税をかけ、アメリカの地元製造業を再生する―19世紀型の保護貿易に戻る)

and

to lead a retreat from international entanglements and global conflict.(世界のもめごと、紛争、戦争から手を引く)


このように、一文がやたら長い場合でも、文の構造に着目して分解すれば理解が容易になります

英検1級道場では、長くて難解に見える長文を分解し、そこに背景知識も盛り込みながら、わかりやすく解説していきます

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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