英検1級道場-苦節24年、英検1級1次試験 1勝71敗 2次試験0勝1敗 秋の合格を目指す
元受講者から下記の体験記が届きました
本人の了解のもと、シェアします
英語学習に勤めておられる皆さんの励みになればうれしいです
尚、読みやすいように、数行で改行しています
この受講者は、2020年後半から2021年にかけて16カ月(60時間)英検1級道場で熱心に受講され、その後、英検1級に合格されたのですが、さらに実力を向上すべく勉強を継続し、3回めの合格を果たしています。特に、3回め(特に2次試験)は「完勝」に近い成績でした
この時の模様を体験記の形で投稿してくださいました
下記を併せてご覧ください
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5150091/
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まさに「実用英語技能検定」の英検を実感
元英検1級道場受講生
現小学校教諭
この度、英検協会から、奨励賞という賞をいただくことができた。
英検1級に3度(以上)合格(高得点も要件)によって受賞可能になるようである。
これまで英語の講師陣が受賞していることは知っていたのが、自分には縁がないとは思いつつも、いつかは受賞できる力をつけたいと漠然と思っていた。いずれにせよ受賞は嬉しいものである。
昨今、英検は大変実用的なものだと実感している。
この8月に全国通訳案内士試験を目指して勉強していた。
しかし、地理、日本歴史、一般常識、通訳案内士の実務、という4科目全てに合格しなければならない。(英語は英検1級保持により免除)高いハードルである。
テキストを購入したり、予備校のオンライン講座も受講したりした。テキストや講座はとても充実したものであり、大変勉強になった。
しかし、ふと、通訳案内士試験という外国人をガイドする力量を測る試験、という観点から見ると、そういった実用技能を測るのは難しい。
予備校の講師陣が筆記試験問題に対して、次のようなコメントをしていることからもそれを感じる。「試験の時点でこの問題の知識は不要」「この知識はガイドとして使わない」「この地理歴史の問題は、外国人観光客は興味を持たない内容」など。
すなわち実用的でないということだ。残念であるが、筆記試験に限って言えば、それを承知の上で、勉強することになる。
こうした試験勉強を経験し、英検の学習は、大変実用的な試験であることを、あらためて実感した。「実用英語技能検定」と謳っているだけのことはある。
この8年間(コロナ禍を除く)で6回、英語担当教員として、短期留学する生徒を連れてオーストラリアに訪問している。生徒たちは現地の学校に通って授業を受ける。
学校スタッフと私はさまざまな打ち合わせ、会議を行い、活動・交流の方針、教育についての情報交換をする。加えて私の学校と現地校長の通訳など、まさに実用的に「英語を使う本番」となる。
ここでの会話は、英検学習で覚えた表現、単語は本当に役立つ。「パス単」に出てくる単語を会話で使えると、相手の方は納得した表情になる。「パス単」を覚えた甲斐があったと密かに実感する。
オーストラリアの教育現場で、学校の立場として会議で意見を述べられるのは、特に英検1級2次試験対策とその本番で会話力を強化したおかげだと思っている。
また、厳しい2次試験を通過した経験から、こうした会議でも意見を述べることにおいて不安はない。英検学習が英語実践的運用力も向上させる、という仮説を証明しているかのようである。
ある年、現地在住歴の長い日本人のスタッフから、「今回はあなたがいるので通訳は雇いませんでしたが、さすがに1級をお持ちのこと、単語をよく知ってますね。なかなかあそこまで話せる日本人(の先生)は、いません」というコメントをいただいたことがある。これもまた励みになるお言葉である。
卒業生で留学経験をした子が母校にきてくれることがある。彼らの英語力はさすがに高くなっている。その子たちと英語で会話すると、「やっぱり先生すごい」と言ってくれる子もいる。気を遣うスキルも?上達しているようだ。
「先生はどうやって勉強したのですか、どうやればこれから英語力が伸びるでしょうか。」と聞かれる。「英検1級を目指そう」と、勧めている。
役立つものを、使うつもりで勉強することで、より学習効率は上がる。そうした内容が詰まった試験であり、高品質な参考書が揃っている。
最後に、私なりの英検テキストを使った現場運用力をあげる学習方法を紹介したい。
・パス単に出ている単語を使って、2次試験のスピーチを組み立てるスクリプトを書く。
意識的にパス単の単語を取り入れる。
こうすることで、スピーチの質が一段高まる。
・パス単に出ている例文を、自分の使用場面を想定して、適宜変えながら練習する。
構文、単語を増強するのと同時に、実用場面に強くなる。
・英作文練習では、書いたものを何度も読んで可能な限り暗記する。
そのまま2次試験でも使えるし、実用場面でも自然と口から出るようになる。
・リスニングパートに出てきた気に入った文を、自分が実際場面で話すであろう内容にアレンジして練習をする。自分が話せる構文や表現を増やす。
引き続き、上記の方法で学習を継続していくつもりである。