英検1級道場-英語は繰り返しを極端に嫌う言語です
6月2日(日)に行われた2024-1英検1級読解問題の大問3:内容一致問題2番-Avidaに取り組み始めた時、今だかつて経験したことがない困難に見舞われました!
私は、これまで54回英検1級1次試験を受けています。(52勝2敗-初回と18回目が不合格)
この中で、内容一致問題の3番目(今回からは2番目)800ワードの英文は、長いですが、一番理解しやすい内容であり、ほとんどのケースで4問とも正解でした。
ところが、今回は、最初から最後まで内容が理解できず、会場で理解したことを思い出すことすらできない状態です。因みに、今回の他の3問の読解問藍は、細部に至るまでその論旨を語ることができます。
振返ってみると、英文の構造が難解だったわけではありません。読んでも、イメージが沸かず、何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。これは、例えば、経済のことをまったく知らない人がアベノミクスに関する記事を読んだり聞いたりしてもちんぷんかんぷんだという状況に似ています。
さっそく、chatGPTに解説をお願いしました。
問題文のテキストと質問事項を入力したら、1秒後にタイプが始まり、10秒後には終わっていました。
(32)~(35)それぞれについて、なぜ、〇〇番が正解なのかを答える形で返信してくれました。
英文には、グーグル翻訳もつけておきます。こちらも1秒でタイプが始まり、5秒後には終わっていました!
日本語を読んでもちんぷんかんぷん!!!!!
今後、さらに研究を進めていきますが、chatGPTの使い勝手の良さにほとほと感心しています。
同じようなジャンルの英文テキストを10個くらい紹介してもらうこともやってみます。
The passage discusses Avida, a computer program simulating evolution, shedding light on various aspects of life and evolution. Let's tackle each question:
(32) The author mentions viruses to highlight the blurry line between organic and inorganic entities and the challenges in defining life. Viruses possess traits of living organisms but rely on host cells for replication. This example supports the argument that the definition of life may need expansion beyond traditional criteria, as seen in the context of Avida's digital organisms.
(32) 著者は、有機体と無機体の間の曖昧な境界線と生命を定義することの難しさを強調するためにウイルスについて言及している。ウイルスは生物の特性を備えているが、複製には宿主細胞に依存している。この例は、アビダのデジタル生物の文脈で見られるように、生命の定義は従来の基準を超えて拡張する必要があるかもしれないという議論を裏付けている。
(33) When Chris Adami altered the environment of the digital organisms, those capable of carrying out basic tasks, like reading and copying numbers, were rewarded with increased replication rates. This adjustment led to the evolution of the digital organisms, demonstrating how intermediary steps, rather than giant leaps, contribute to their development, similar to biological organisms.
(33) クリス・アダミがデジタル生物の環境を変更したとき、数字の読み取りやコピーなどの基本的なタスクを実行できる生物は、複製率の増加という報酬を得た。この調整によりデジタル生物は進化し、生物と同様に、大きな飛躍ではなく中間段階がデジタル生物の発達にどのように貢献するかを示している
(34) Avida demonstrated that both shortages and overabundances of resources can severely limit the diversity of organisms in ecosystems. In digital ecosystems, the availability of resources affects the coexistence of different species, mirroring patterns observed in natural ecosystems. Thus, shortages and overabundances can impact the number of species present, emphasizing the importance of resource management.
(34) アビダは、リソースの不足と過剰の両方が、生態系における生物の多様性を著しく制限する可能性があることを実証した。デジタル生態系では、リソースの可用性がさまざまな種の共存に影響し、自然の生態系で観察されるパターンを反映している。このように、不足と過剰は存在する種の数に影響を与える可能性があり、資源管理の重要性を強調しています。
(35) One criticism of Avida is that its creators may bias results by intentionally designing the simulation to align with current theories of evolution. This criticism suggests that the software's outcomes may not fully represent the complexity of natural evolutionary processes, potentially limiting its applicability to understanding evolution in nature. Therefore, option (2) is correct.
(35) Avida に対する批判の 1 つは、その作成者が意図的にシミュレーションを現在の進化理論に沿うように設計することで結果に偏りが生じる可能性があるというものです。この批判は、ソフトウェアの結果が自然の進化プロセスの複雑さを完全には表していない可能性があり、自然界の進化を理解するための適用性が制限される可能性があることを示唆しています。したがって、オプション (2) が正解です。