英検1級道場-英作文の書き方について、造詣の深い人から意見を聞きました
ここ半年余り、受講生が出してくる英作文の質が目を見張る向上を示しています
これは、受講生の多くがAIを効率的に使っている効果の現れです
■15年前:2009年頃
・受講生が手書きで作文を書き、撮影データで送ってくる
・私自身が参考書などを調べながら手書きで添削し、スキャナーでファイルをつくり、メールに添付して送り返す
■10年前:2014年頃
・高性能パソコン、ブロードバンドインターネットの普及により、タイプした原稿をオンラインで送ってくる
・契約しているネイティブに原稿をメールの添付ファイルで送り、添削を依頼する
・契約先からメールの添付ファイルもしくはメール本文で添削が送られてくる
・私自身のコメントをつけ、受講生に送る
■この1年:2023年~
・生徒は、自分で日本語で作文を書き、グーグル翻訳等を利用してそこそこの英作文をつくる
・グーグル翻訳の英文をAI(ChatGPTなど)で修正した質の高い原稿をオンラインで送ってくる
・こちらも、そのような文明の利器を使い、ネイティブの助言も借りながら添削(文法誤り指摘、論旨のアイデア出しなど)し、オンラインで送る。また、対面レッスンでアドバイスする
生徒が送ってくる英作文の質が、10~15年前のものと比べて格段に向上しており、文法エラーで見ると、修正箇所が大幅に少なくなっています
実際、AIに「この原稿はあなたが書きましたか」と聞くと「99%の確率でそう思います」と答えてくることが多いです
AI使用に関しては、世の中に賛否両論があります
学校によってはChatGPT等の生成AI使用を否定的にとらえて、AI使用を禁止する向きもあるようです
しかしながら、私は、AIを活用することを前向きに評価しています
きちんと利用すれば、生徒の学力向上につながるし、生徒も私も格段に効率がアップしています
グーグル翻訳やAIを使うと、自分で書かなくなるので上達しないという意見もあります
ですが、私の意見は違います
最初の段階から基本的に問題のない英文に触れさせることはとても効率的だし、有意義だと考えています
AIはあくまでもツール、道具に過ぎません
使用に否定的な意見は、「ワープロやパソコンを使うようになったら漢字を手書きで書かなくなるので日本語能力が低下する」という話に近いものがあります
「電卓を使うと計算能力が落ちるから子供には使わせるな」というのも同様の議論と言えます
道具は使い方次第
上手く活用して勉強をより効率的かつ効果的に進めていきましょう
英検1級道場では、常に新しいテクノロジーを取り入れることでレッスンをバージョンアップさせる努力を続けているのです
下記の記事も参照ください
英検道場のレッスンスタイルがよくわかります
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5159124/