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コラム

英検1級道場ー1級2次試験挑戦7回目で見事に合格を果たした受講生から体験記(大作)が届きました

2024年3月22日

テーマ:体験記

コラムカテゴリ:スクール・習い事


2023年度第3回英検で1級2次試験合格を果たした元受講生から、7回目の挑戦で合格するまでの軌跡をつづった記録が届きました

英検1級合格を目指して苦戦している方には参考になるかもしれません
かなりの長文・詳細な記録です
(なお、内容については本人の文章を尊重するようにしております。山中の意見とは異なる部分もあることを承知してください)


《英検1級合格までの軌跡》

英検1級初挑戦から、2次試験合格までの道のりをすべて綴っています

【英検1次初合格まで】
2020年6月28日初受験。
この日、私の試験中に将棋の藤井棋聖は妙手「3一銀」を指して世間は話題になっていたころで、このときは、ライティングがいまいちで不合格だった。
(リーディングとリスニングは合格ラインに近い点数だったが、ライティングは24点ぐらいで合格だった)

次に受けたのは10月。このときは、リスニングで失敗し、不合格だった。
そして、ちょうど一年たった5月30日に、なんとか1次試験を合格できた。
(受験終了時は、不合格になったと思っていた)

2次試験は1年間猶予があるし、何とかなるだろうと当時は思っていた自分を殴りたい。
ここからが悲劇の始まりだった。

【2次試験初受験(2021年7月11日)】
会場は道都星槎大学(北広島市)でした。

話した内容は以下のようなものです。
① 日本では労働基準法で週45時間以上の残業が禁止されていますが、多くの企業がこれに違反しています。残業はストレスや不満の原因となっています。
② 子供たちはネット上でいじめを受けることがあります。また、親からの暴力も問題となっています。これらは精神的な問題の一因です。

受けた質問は以下のようなものでした。
面接官からの質問:「労働時間を守らせるにはどうすればよいと思いますか?」
私の回答:「日本には多くの中小企業が存在し、政府が全てを監視することは難しいです。したがって、企業の合併が必要です。合併により企業は力を合わせ、政府も監視をより容易に行えます」

面接官からの質問:「ネット上でのいじめや虐待を防止するためにはどうすればよいと思いますか?」
私の回答:「政府はある程度介入し、いじめを防止する必要があります。また、親に関しては政府が適切な監視を行い、暴力の有無を判断することができます」
他にも質問はありましたが、詳細は思い出せません。

全体的に、同じような内容を繰り返し話していたように感じ、自分の論理展開能力の不足を痛感しました。
また、課題の難易度が高く、明確な論理展開ができなかったことも実力不足を感じさせる要因でした。

結果は、合計20点での不合格でした。

【2次試験2回目(2021年11月23日)】
会場は道都星槎大学(北広島市)でした。
前回の反省を踏まえ、強引に作ったテンプレでスピーチしようという作戦(理由の根拠を憲法と、市民のawareness)で臨みましたが、これがかえって失敗を招く結果となりました。

私のスピーチは次のような内容でした。
「私は、監視カメラが犯罪を防ぐために正当化されるという考えに反対です。その理由は大きく2つあります。まず、私たちは自由から多くの恩恵を受けています。日本国憲法は、そのような恩恵を象徴しています。日本国憲法の第14条では、活動と表現の自由を規定しています。これは、いかなる場合でも、誰もこの法律に違反して私たちの権利を侵害してはならないことを意味しています。そして2つ目は、現在、プライバシーに対する意識が高まっているということです。政治家や芸能人、そして一般の人々が頻繁にプライバシーについて議論していることは、具体的な行動が近いうちに実施される可能性があるという前向きな兆候だと捉えています」

しかし、この作戦は質疑応答でうまく機能しませんでした。

面接官から「二つ目の理由がよく理解できませんでしたが、どういうことですか?」と問われました。
さらに「監視カメラの具体的な設置場所」を尋ねられ、そこから「犯罪を防止するために監視カメラを設置するのは適切ではないか」という論理展開に持ち込まれ、かなり焦りました。

最終的には、「人権は最も優先すべき事項だと思います。スピーチで述べたように、人権は誰にも侵害されるべきではありません。したがって、人々はこれを考慮すべきだ」といった回答をしました。

結局、議論が膠着状態になってしまい、どこかで妥協点を見つける必要があることは理解していましたが、質疑応答の1つ目からかなり焦っていたため、回答するだけで精一杯でした。
この経験から、「強力な主張が必要なのか?」「具体例を挙げたりすることが必要なのか?」といった疑念が生まれました。

発音に関して、実は、レッスン中に山中先生から「採点結果の発音5は厳しい。通常は6」とうかがいました。
本来は発音にそれほど力を入れる必要はなかったのですが、当時は採点結果に焦点を合わせ、改善しようと焦りました。
結果から言うと、この焦りは不必要だったと感じました。

【2次試験3回目(2022年3月6日)】
会場は道都星槎大学(北広島市)でした。面接官は2回目と変わらず、また同じ面接官かと思いました。

お題は「軍事侵攻は正当化されることもあるか」を選び、以下の理由でスピーチしました。
NOと答えました。
① ロシアとウクライナの戦争で、ロシアがウクライナの軍事施設だけでなく原子力発電所も破壊していることがあります。
② ISの活動により世界遺産が破壊される例もあります。たとえば、2016年にシリアのパルミラ遺跡が破壊されました。これは歴史的な損失です。

しかし、スピーチの根本的な理由の説明がなかったため、面接官が気になったのか、次のような質問がありました。

「ロシアがウクライナを侵攻していることについて、あなたはどう理解していますか」
日本語の面接であっても難しい質問でした。一応、歴史背景などを約4文で説明し、その後の質問にも答え続けましたが、結果は前回と全く同じ23点での不合格でした。

2分間でスピーチを行い、質疑応答も十分に対応したという実感がありました。
しかし、なぜこのスピーチやインタラクションが6点なのか、理由が分からず、スピーチやインタラクションの勉強方法が見えず、完全に混乱してしまいました。

自分の当時の状況としては、「張りぼての論理展開でも駄目、具体例を入れた理由の説明でも駄目、どうすれば良いのか分からない。発音も少しは練習したがダメだったし、何をどうすれば良いのだろう?」と感じていました。

【2次試験4回目(2022年7月17日)】 
この回は北海道ではなく東京神田で受験しました。

しかし、当日は極度の緊張で声が出ませんでした。
今振り返ると、何していいかわからないのに闇雲に練習しているものの、内容はどれも前回に似た感じになり「また23点ぐらいで不合格なのか?」と思い続ける日々でした。

そんな状態だったので、緊張は人生最大級でした。
結局そんな中ではスピーチはおろか声も出ず、試験が終わってしまいました。
結果として、かなりスピーキングに対して劣等感を抱くことになりました。
ともかく、ここで1次免除を使い切りました。

ちなみに、ろくに話せなくても3/5/4/5の合計17点はつけられるようです。

また、免除を使い切ると ~次回の試験で合格を目指しましょう の下に
「(なお、次回は1次試験からの受験となります)」と括弧付けで追記されるんです。このことは知ってはいたけど悲しかった。

【1次受験受験しなおし~合格まで(2022年下半期~2023年上半期)】
スピーキングどころか英語全般に対して疲れ果て、学習から離れていました。

その状態で2023年第1回の英検を受験したのですが、この状況で試験対策がほとんど進まず、前回の1次合格以降、語彙力やリスニング能力がかなり低下した状態で受験せざるを得ませんでした。
しかし、ライティングに関しては、「模範解答から汎用性の高いアイディアを引用することで、高得点を取れるのではないか?」と考えました。

結果的に、この方法がうまくいったのか、ライティングで30点を取ることができました。その結果、リーディングやリスニングの点数は芳しくありませんでしたが、合格という意外な結果に至りました。

ちなみに、二次試験対策については、前回の不合格以降ずっと考えていました。そのうち2つを紹介します。
① 準1級を併願する
英検1級再挑戦後、準1級も常に併願するようにしました。これは、リスニングやリーディングのレベルを維持し、英検1級2次を午後に受験しようと思ったからです。
実際、準1級は午前中のみの試験です。そのため、併願者は確実に「午前に準1級、午後に1級」を受験することになります。私は朝が苦手であり、英検1級の午前集合(9:15)がかなりストレスでした。実際、頭の回転が鈍い状態で受験することもあり、個人的にはこの朝の集合時間を改善したいと思っていました。
「東京で受験すれば午後試験になる」という噂がありますが、2022-1受験時に必ずしもそうではないことが分かっていましたので、費用はかかりますが準1級との併願で午後受験を確実にしました。
(※地域、会場によって条件が異なります。東京は2次面接は午前、午後ともにあります)

② "How~?"の質問に対する答えをテンプレ化する
この質問は面接官がよくする質問形式であり、社会問題解決にも都合の良い質問だと思います。返答方法を考え、① 教育 ② テクノロジーの進歩 ③ 規制 ④ お金 の観点から答えるようにしました。

【2次試験5回目(2023年7月16日)】
1次試験合格からの1ヶ月間、仕事が忙しくなり(山中先生にはご迷惑をおかけしました)、時間をフレキシブルに使えるネイティブキャンプを利用しました。
ネイティブキャンプの講師は英検1級ホルダーであり、複数の方々から高い評価を得ました。このため、そろそろ1級に合格できるのではないかと考えました。

会場は北海道大学工学部でした。コロナが収束した後だったのか、札幌駅近くの受験地になっていました。
12時50分に集合しましたが、自分は最後の受験者でした。12:50集合のグループには合計7人しかおらず、そのうち2人が棄権したようです。

ちなみに、14時に集合したグループも同じく7人でしたので、北海道の受験者は合計約30人だと推測されます。また、面接部屋は1つしかありませんでした。

お題は大まかに以下のようなものでした。

1.発展途上国の借金は免除されるべきか?
2.生徒は政治を学ぶべきか?
3.スポーツの国際試合における人権侵害に国が容認すべきか?
4.日本に憲法は必要か?
5.mobilityの自由は人類にとって有益か?

1分での判断は困難でしたが、今振り返ると1を選択し、日本が海外援助している目的から逆算して「NO」とするのが良かったかもしれません。ただし、初見ではこれを導き出すのは難しいでしょう。

そのため、私は2番の問題に対して話しました。2022年に勉強した歴史検定の対策で、歴史と政治が密接に関連していることを知っており、興味を持っていました。ただし、以前にまったく同じ問題は出ていなかったため、アドリブで論理展開を行いました。

2つの理由を述べ、質疑応答もそこそこの内容で対応しましたが、前回の試験と似たような結果になったため、不合格だと思いました。

結果は、7/7/6/6の26点でした。C日程の合格ラインは普段は26点ですが、なぜかこのときだけ27点で、不合格でした。しかし、これは前向きな結果と捉えることができました。その理由は以下のとおり。

①昔20点を付けられた面接官から26点ももらえた
②これまで23点と評価され続けていた試験で、初の26点が付いた。

余談ですが、準1級の二次試験は30点でした。

【2次試験6回目(2023年11月23日)】
会場は札幌商科大学(札幌市)でした。
集合時間は12時50分でした。面接の部屋は2つありましたが、同じ面接官の部屋に当たりました。(これで通算3回目)

お昼休みの時点で、誰がどの席に座っているかがわかっていたので、同じ面接官の前に誘導されたときは正直帰りたい気持ちになりました。
係員が何か説明してくれていましたが、面接官に対する苦手意識が渦巻き、私の頭には何も入ってきませんでした。

面接が始まり、恒例の自己紹介をしました。
「英語学習が趣味ですが、この試験には6回落ちています(実際は5回)。私には話す才能がないのかと思いましたが、全力を尽くします」

出題されたテーマは以下の通りでした。

1.Should governments make it easier for foreigners to obtain citizenship?
2.Can the (Japanese) law be justified?(うろ覚え)
3.Agree or disagree: Parents are spending enough time with their children.
4.Has the Internet helped people become tolerant of others?
5.Does the advertisement industry have too much influence on people?

私は、5番を選択しました。

①インターネットの広告は、ポップアップ広告(poping up)がうるさいし、簡単に消去できないものがあります。中にはマルウェア(malware)が含まれているものもあり、それらはコンピュータに多大な危害を及ぼします。
③教育について、周囲で高級娼婦・花魁(courtsean)の広告が多く、子供たちがその歌をマネすることがあります(例: バニラ、バニラ、ショコラショコラ)。親は子供たちに教育を行う必要があり、特にアダルトな話題について言及する必要があります。

面接官からは、「広告によってどのようにコンピュータに危害を及ぼすのですか?」という質問がありました。私は「いくつかのマルウェアには、身代金要求型のランサムウェアが含まれています。これは、コンピュータを操作不能にし、身代金を要求するものです」と答えました。

面接官は頷いて聞いていましたが、それが本当に理解してくれたのかどうかはわかりませんでした。以前にもこのような経験をしたことがありますので、疑問です。

受験直後、英検1級の友人に内容を詳しく説明したところ、「これは合格しているでしょう」と評価してもらいました。複数の人に同じように評価されたため、私も合格を確信しました。しかし、5/6/7/5の23点で不合格でした。

一方で、ニュースを見ると、英検1級初受験時の「藤井棋聖」は「藤井八冠」になっていました。私は英検1級を1回も取得できないことに絶望しました。

準1級の結果はまた30点でした。この結果から、準1級の二次試験の30点では1級では合格できないと考えました。

この後、東京・神田で通訳案内士二次試験を受験しましたが、これも不合格でした。
TOEICスピーキングテストもわずか110点しか取れず、「自分は話すのが苦手すぎるのではないか」と落ち込みました。

【2次試験7回目(2024年3月3日)】
2次試験7回目の受験。
7回目以上の受験で受かった人は私が知る限り、インターネット上で2人だけです。

6回目と7回目の間に勉強したことは、特にありません。
主な対策としては、「アニメ ウマ娘3期を見る」「ニコニコ動画にアップされているトモナシさんの動画を見る」です。
特に後者の動画について、自分は受かっても底辺英検1級ホルダーになる、と思っていたのですごく共感できました。

発声については、これまでの受験結果が相当ひどいので、これは何かの障害があるのではないかと思い、言語聴覚士のいる病院に行き、診断を受けました。
結果は吃音障害があることを認められ、病院から正式な診断書が出されたため、2次試験8回目では配慮申請をして筆談での面接を希望していました(7回目の受験には間に合わなかった)
結局、この診断書は使用しないことになりました。

とにかく、上記の理由から、発音を評価されることは今回が最後なので、発音については全く対策しませんでした。

過去の問題を使用したスピーチ練習も、1ヶ月前から練習を始め、試験2週間前から本格的に対策をしましたが、2月中旬に別の試験があり、下旬にはチーム対抗戦の将棋大会に招待され、それに向けた対策をしなければならなくなりました(メンバーに全国大会レベルの強豪がいたため、下手に指せない状況に陥った)ため、あまり2次試験への対策はできませんでした。

会場については、札幌では受けないと決めていました。
そこで、札幌以外の受験地を考えていましたが、たまたまネット上の知人が「11月にライブ鑑賞がてらで2次試験を受けたら合格した」という発言を目にし、インスピレーションで仙台に決めました。すぐに、3月2日~3月4日の飛行機やホテルの予約を取りました。

3月2日(土曜日)。
試験とは関係ありませんが、試験前日に訪れたかった場所がありました。それは仙台市内にある「杜の熊さん将棋教室」です。
席主は熊坂学六段です。彼はすでに現役を引退した棋士ですが、「経歴の関係上」引退前最後の年に当時最強だった森内俊之竜王・名人に勝ったことから話題となりました。気分転換に、仙台にはそうそう訪れることはないだろうと思い、訪れることにしました。

見学をし、4人の小学生と対局しましたが、彼らは小学校高学年で有段者レベルの指し手(実際には二段)をしており、大変驚きました。適切な指導者に教わっていれば、こんなに強くなれるのかと感心しました。

最後に熊坂先生から指導を受けましたが、彼は引退後も定跡の研究を続け、指導する立場としては常に最新の知識を持っていることに感心しました。
「英検1級に合格したとしても、知識のインプットの重要性は変わらないから学習は続けよう」と思えた瞬間でした。

そして2次試験試験当日。
私は準1級(10:45集合)と1級(12:50集合)を受けに、東北高校へ行きました。
10時35分ぐらいに受付を済ませ、準1級の試験を受験。

この東北会場では準1級では自己紹介が無く、まるで2級レベルの面接のごとく、How are you?からすぐに試験が始まりました。
1級合格レベルにもなると、準1級はほぼノー勉でも高得点が取れます。事実、結果はほぼ満点近い点数でした。

昼食後、東北高校には13:00頃に戻り、受付をしました。当然、トピックカードG(緑)の最後の列になりました。
吹き抜けになっている待合の廊下がとても寒かったです。

自分の番になり、入室しました。挨拶をし、定番の「自己紹介」を求められたので、軽く自己紹介しました。

内容は次のとおりです。
「吃音障害を持っているので、英語はもちろん、日本語も上手く話せません。英検協会に配慮申請をするつもりでしたが、締め切りの関係でできませんでした。なので、今日は試験は落ちます」
(ここでネイティブも日本人も笑いました)

スピーチのお題は、5を選択。
選んだテーマ:5. Will increasing automation lead to an employment crisis in the future?

スピーチの内容(概要)
① 農業における作業の効率性の向上
現在、農業従事者の数が減っていますが、自動化によるトラクターの自動運転や、ミルキングパーラーの使用により、農家の負担が軽減されました。
② 商業
どれだけ自動化が進んでも、商業における人とのコミュニケーションの重要性は変わりません。
したがって、危機は発生しないと考えられます。(みたいな感じの内容)
途中、ジェスチャーも使用しました。

Q1 What can be done to encourage more young people to pursue career in agriculture?
農業はコミュニケーションをとる必要がない。また、今はコミュニケーションがうまくいかず鬱になった人も多くいる。
そうしたコミュニケーションを必要とする交流に嫌気をさした人々を雇えば維持できる。

Q2 Is there any downside of using AI?
AIは時々間違えるため、馬や牛の状態を正確に把握できないことがある。故に、農業初心者には取り扱いにくい。
農業の専門家が必要。

Q3 the Japanese government is doing enough to promote immigration or workers to come to Japan to work?
部分的にはそう思う。
日本は少子高齢化の影響により労働者が少なくなっている。
海外からの人を雇うことで持続可能な年金制度を実現している。
年金制度は労働者不足により荒らされており、お年寄りをサポートするのが難しい。
しかし、海外の人を雇うことで持続可能な年金制度を実現している。

※「日本政府は移民や労働者を増やすために」ではなく、「年金問題解決に移民を利用している」話になってしまったことを反省しています。

Q4 how we should do with the retirement age of 60?
個人的には、60歳の定年制は適切ではありません。
田舎では農業や漁業の引き継ぎをする人々が不足しています。
長い時間があれば、そのような引き継ぎをする人を見つけることができます。

ここで試験が終了しました。トピックカードを返却する際に、ネイティブ面接官のスコアシートを見ました。
どうやらスピーチの部分には4がマークされていました。

終了直後、試験が成功したことを自覚していたので、帰りのエレベーターで涙がこぼれました。
(ただし、Q3が微妙にずれていた答えをしていたことは、後で再現するまで気が付いていなかった)

その後は、歩きながら二次試験の内容を思い出しつつ、その内容をまとめました。
観光がてらの仙台だったので、仙台東照宮に行き、御朱印をいただき、その後も地下鉄のり放題を使いあちこち行き仙台観光を楽しみました。

内容について、それほど前回の11月とそんなに受け答えのレベルは変わっていません。
発音に関しては、全く勉強しませんでした。
しかし、スコアは下記の通りでした。

スピーチ:7
インタラクション:8
グラマー&ボキャブラリー:7
発音:6

ギリギリでも合格は合格です。赤い「合格」の表示を見たときは、思わず涙がこぼれました。その後の仕事には集中できませんでした…

ちなみに準1級の二次試験の結果は36点で、ほぼ満点でした。
すなわち、英検1級に受かるためには、英検準1級の二次試験はほぼ満点が要求されるということでしょう。

【これから英検1級二次試験を受ける方へのアドバイス】
二次試験を何度も失敗した私がアドバイスすることはおこがましいのですが、一応書いておきます。
2次試験は思っているより状況に左右される部分があります。
受験当初、採点のばらつきはあまりないと思っていたのですが、実際には後半に強く感じました。

したがって、私個人からのアドバイスは以下の通り(あくまでも個人的な感想です)
①結果に一喜一憂しすぎない(たまたま面接官やトピックが合わなかっただけかもしれないから)

②悪い結果だったら、受験場所を変えてみるのもひとつ
(地方受験の場合、同じ面接官に再度出くわす可能性が高く、苦手意識が出やすいから)

③準1級レベルの二次試験を完璧にレベルに仕上げる
(逆にそうでなければ、1級の二次試験に合格するのは難しい)

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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担当山中昇(やまなかのぼる)

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