英検1級道場－聞こえないのではなく、読めないのです 準1級リスニング問題で検証します
英検1級道場の門戸を叩く方たちの中で、最も多い悩みはリスニングが苦手ということです
「判で押したように」、という表現がありますが、まさにその通りです
ほぼ例外なく、共通の症状があります
①準1級レベルの英語放送（70-80秒、120-150ワード程度、英検リスニングのパート2相当）を聞かせて、概略説明を求めると、単語が5～6個聞き取れる程度で、話の内容がまったく理解できない
②2回目は3割程度までは聞き取ることができる
③3回目は、センテンスごとに確認していくと、6割程度までは理解できる
4回以上聞かせても理解度は深まらない
④聞いてもらった英語放送のスクリプトを音読させると完璧に読むことができる
⑤日本語で意味を説明させると7割程度は正確だが、残り3割（話の肝と言える部分）はまったく説明ができない（説明ではなく全訳・逐語訳モードに陥る）
以上のような過程を踏み、さらに深く追求すると明らかになるのは以下の通り
①1回では単語が聞き取れないが、数回聞くと若干の進歩がある
スクリプトを読むとわかるので単語を知らないわけではない
知っている単語を聞き取ることができない
②単語を聞き取ることができても、センテンスとしては理解できない
この場合、スクリプトを読むと理解できるというという人と、スクリプトを読んでもわからないという2つのケースがある
以上のような症状で悩む方たちに、私からアドバイスをしています
■英語放送を聞き取り書き取る＝ディクテーションをすることで下記の点がわかります
・自分が何が聞こえて、何が聞こえていないか
・文章を構成する要素（前置詞、接続詞、代名詞、時制など）がきちんと聞き取れないので、文章として理解できない
・英検1級、準1級レベルの単語が聞き取れないからわからない、という例は皆無に近い
・つまり、実は2級や3級の放送でさえ、しっかりと聞き取れていないということがわかる
因みに、私がリスニングができるようになったのは、ディクテーションするという最も基本的な練習をしたからです
数えきれないくらい多くの受講者が、ディクテーションを地道に繰り返すことで、別人のように聞き取れるようになっています
ディクテーションにはこのような実績がありますが、私は、他の方法で大きく成長したという話を聞いたことがありません
もしあれば、是非聞きたいのですが、これまで、誰からも聞いたことがありません
次に問題を解決できるのは、あなたの番です
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