英検1級道場-2017-2英検1級2次試験を受けてきました
多くの受講者と英検1級2次試験対策を継続中です
レッスンしながら、気がついた点が多数あります
これらは大なり小なり、ほとんどの受験者に共通する課題だと思われるので紹介していきます
■本人は質問に答えているつもりでも、質問した側からすれば、的確に答えていない
次のようなやりとりがありました
Q1 海外に行ったことはありますか?
A1 いいえ、行ったことはありません
Q2 パスポートは持っていますか?
A2 時間とお金が無いので海外には行けません
A2はを聞いたとき、私は強い違和感を持ちました
持っていない。理由は時間とお金が無いからと答えたなら話がつながります
本人は、ちゃんと答えたつもりだったのでしょう
ところが、答えになっていないというのが実情です
面接(対話)にとって必要なことは、質問されたことに対してきちんと答えているかどうか、という点につきます
レッスンの中で、この点はしっかりとアドバイスします
日本語であっても日常会話の中で、起こりがちなことです
特に日本語はすべてを発言しない、察することをよしとする文化なのでなおさらです
面接や会話では、この点を特に注意することが必要なのです
これは、私自身にも言えることで、相手に前提を求めて会話をしがちです
当然わかるだろう、という意識で話を進めてしまうと、相手にとってはトンチンカンになることが往々にしてあります
英検の2次試験でも同様のことが起こります
面接官とは初対面です
相手が自分と同じ情報をもっているとは限りません
外国人であれば、なおさらです
2次試験はあくまでも面接、面接官との対話が求められる試験です
スピーチはもちろん、後のQ&Aも採点の対象となります
相手の言うことをよく聞き、質問に対して適切に答えることが評価の基準になります
相手を納得させよう、相手を論破しようとするのは無駄な努力
まずは、きちんと質問を聞きとること
相手が自分とは違うことを意識して答えること
2次試験で成功する秘訣はこれしかありません
以上の点は私自身に対する戒めとして、レッスンの中で気をつけてアドバイスしていることのひとつです
2次試験が突破できず苦労しているなら、解決のためのヒントとして活用していただければ幸いです
但し、こういうことは、記事で読んだだけでは身につきません
英検道場では、マンツーマンで懇切丁寧なサポートをしています
レッスンを申し込み、練習台として使ってください