英検1級道場－英作文についてのやりとり
2023-2英検1級1次試験で、私は51回目の合格を果たしましたが、R＋Lで60点を取りながら、英作文でまさかの19点を食らいました
単語と読解が終わった時点で40分時間が残っていました
最初はYESで書き始めたのですが、思うところがあり、主旨を大きく変えて書き直しました
トピックは
Do social welfare programs help reduce inequality in society?
社会福祉プログラムは社会における不平等を減らすのに役立つか？
なお、私自身は下記の主旨で書き（直し）ました（書いたつもりです）
・社会保障が社会の「経済的」不平等を減らすには役立つことは疑いないが、それのみでは下記の社会的な不平等を解決できない
・男女の不平等、とくに日本では女性の社会進出が少ない
・性的マイノリティや身体障碍者などの弱者に対する差別/不公平
・地域格差：都会と田舎のインフラ、生活レベルの差、特に雇用機会
自分ではいい議論だと思っていたのですが、19点というのは、5が3個、4が1個
まったく評価されず、（多分）釣られて、他の項目もXXXXXXXXが付いたようです
結局、私の独りよがりだったようです
採点側から見たら、全体を100とすると、Social Welfare programs について書いてあるのは、最初の1割くらいで、後は、Social Welfare programs では解決できない社会的不公平について書いてあるので、「論旨から外れている」と判断したのでしょう
Social Welfare programsの意味がわからずに書いた人3名（小学生、中学生）の英作文が全員22点以上であり、私より高得点でした！
誰が聞いてもわかりやすい、標準的な、無難な論旨にすべきだというのが私の今回の反省です
受講生にはそう言ってきたのに、できていない自分が居ます
でも、逃げることなく、みじめな自分に向かい合っています
時間がかかっても、いつか乗り越えればいいだけの話です
当座出来ることとして、3級/準2級（2017-～2023-2 20回）、2級/準1級/1級（2016-1～2023-2 23回）の英検英作文過去問/解答例集を隅々まで研究し始めました。基本パターンを身に着けるのに最適です
今回のことがあったので、私は、自分で高得点を安定してもらえるまで、人の英作文をとやかく言うような立場はとらないことにしました
相談があったら、英検解答例のような標準的な（無難な）書き方をするように伝えるつもりです
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2次試験も、少し方向を変え、自分の主張にこだわらず、無難に行こうと思います
私は、2022-3（2023年2月）の2次試験で合格はしましたが、ショートスピーチが5点でした！
質疑応答、語彙・文法、発音の3項目でカバーした形です
選んだトピックは「日本で英語を公用語にすることのbenefitはあるか？」というものでした
自分では、論点を整理し、しっかりと話したつもりですが、英語がへたくそなため、意図が伝わらなかったようです
特に、外人女性とは何度もやりとりしたにも関わらず、わかってもらえず、最後に「日本人が英語を流暢に話せるようになるための英語教育は必要だが、英語を公用語にする必要はない」と伝えたら、やっと納得した様子でした
英語を公用語にするということは、日本社会のあらゆる場で日英併記にする、日英両方で発言/説明するということです
日本人が98％のこの国ではそんな必要はないのです
日本語がメインで生活している人が6割、英語がメイン（英語しかわからないも含む）の人が4割なら私は全く別のことを言います
私は、自分の主張が間違っているとは今でも思わないのですが、試験ではXをつけられてしまいました
この経験は、今回の英作文の得点に似ているように思います
どこに出しても恥ずかしくない英語力を身に着けることと、英検（英作文、2次面接）で高得点をとることは必ずしも一致しない
ということを理解する必要があると考えています
＊誤解のないように補足すると、英検が出している英語が英検にしか通じないということは一つもありません
洗練された高度な英文であることは間違いありません
