英検1級道場-パス単で勉強する効果-準1級の研究
準1級の過去問に下記が出ています
The three major banks will soon ( ) to become one of the world’s largest financial institutions.
1 blend2 mingle3 merge4 disperse
3つの銀行が合併して世界でも最大級の金融機関になったというものですが、正解は3のmerge
混ぜる、寄せ集める、触れ合う-----
異質なものが一緒になる光景を表現するときは単語が異なるので注意が必要です
■blend
日本語でもブレンド米、ブレンドコーヒーと言われるように、blendは穀物、豆などの製品を混ぜ合わせるときに使います
洋酒のカクテルも違うお酒をblendして作る飲み物ですね
■mingle
パーティーなどで知らない人同士が触れ合い、交流するときに使います
国際結婚の話の中でも出てくる単語です
■merge
会社や組織の合併、合同などに使います
道路で3車線が2車線になるのもmerge
■combined, concerted
みんなの努力を結集する---という行為はcombined, concerted efforts
このように、集まる、一緒になるモノによって使う単語が異なるので、短い文章の用例で覚えるのが最適です
この点で言うと、英検が試験問題の1問目に出している大問1単語問題を勉強するのは理にかなっており、徹底的にやりましょう
英検の大問1の過去問を多数やると、中学、高校で学ぶ英語の基本が完璧に身につきます
帰国子女やインターナショナルスクール通学生は、英検に合格するために、単語と読解は捨て、リスニングと作文で得点を目指す-----
こういう主張が見受けられますが、基本的に間違っていると言わざるをえません
単語と読解力が無ければ、難しい内容のリスニング問題はついていくことができません
単語と読解力が無ければ、作文ができるわけがありません
自分が日本語をどう習得したか思い出してください
聞く(単語と文章理解力を養う)→話す→読む→書く これが順番です、例外はありません
英検1級道場は「道理にかなったやり方」で英語力を伸ばすことを基本にしています