,英検1級道場-直前の申し込みあり、試験まで5回連続で受講
朝、焼き立てのクロワッサンを食べながら、ふと思い出したことがあります。
(ちなみに、家のオーブンでクロワッサンを焼いて食べるという贅沢をしています)
世界遺産を紹介する番組の中で、ヨルダンのペトラ宮殿が紹介されていました。
クロワッサン=三日月、ペトラ宮殿。
この2つがつながり、あることを思い出しました。
映画『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の中で、主人公がチグリス・ユーフラテス川流域、すなわち肥沃な三日月地帯を訪ねていきます。
最後は、ペトラ宮殿に行きつきます。
その中で、父親役のショーン・コネリーがナチスの手先の大学教授に胸を撃たれます。
ところが、命の水を胸にかけるとあっという間に傷が治る、というシーンがありました。
映画はさておき、クロワッサン(フランス語)=クレセント(英語)=三日月(日本語)に関する話。
キリスト教国では、赤十字社(レッドクロス)と呼びます。
イスラム教国では、赤新月社(レッドクレセント)になります。
ずいぶん昔の話ですが、中東にいる特派員がBBC放送でレッド・クレセントという単語を使いました。
何度聞いても、意味がわかりませんでした。
トルコのイスタンブール市内で、救急車の音が流れていて、人命救助の話でした。
したがって、赤十字(レッドクロス)の話をしているとばかり思いこんでいましたが、何度聞いてもレッドクロスとは聞こえません。
レッド・クレセンに聞こえました。
その後、英語の専門家から、それはレッド・クレセントと言い、イスラム教国では赤十字社ではなく赤新月社と呼ぶのだと言われました。
救急車には、キリスト教国では赤の十字架、イスラム教国では赤の三日月がデザインされているというのです。
この話を聞いたときには、なるほどと感心したのを覚えています。
宗教の違いによって、言葉・デザインも違う、ということを知りました。
言葉と文化は密接に関係しているのです。
英語を勉強する醍醐味はこうしたことにもあります。
英検1級道場では、このような情報も提供しながら、英語を楽しく勉強するという方法を提供しています。